気づいたらモラハラされてた⑦

実際、異動先は物凄く忙しかった。

次々と書類が回ってきて残業も続いた。

そんな中、年4回ある上司との面談を迎えた。

4月辞令の5月異動だったので、面接対象期間は思いっきり
前課なのだが、

「異動先の課長と面談せよ」

と前課次長が言うので、全く様子を知らない課長が面談する事に。
異動先の課長は良くしてくれていた。
課員も気を遣ってくれてパラダイスだった。
毎日 誰かと話をしたし、課員とコミュニケーションが取れていたこともあって、少しづつ心が癒されて泣かない日が増えていった。

面談では査定表(ボーナスに関わる)を提示され、
「あなたの査定はBです。」
等と結果報告される。
その時の部長のコメント欄には、
「コミュニケーションが取れていないので人間関係に問題がある」
「プライベートにも問題がある」
等と汚い字で書き殴られていた。

コ、コミュニケーション?
プ、プライベート??
問題がある???

絶句。

部長よ、お前、私のプライベートの何を知っているのだい?!
コミュニケーション?課員との??
楽しくやってますけど?

ほぼ悪口を綴った査定表。
この内容が本社人事で通るんだ…。
愕然とする。
と同時に怒りが込み上げ
「承認欄に認印を押せ」
という課長に
「こんな内容に承認しろって?しませんよ!!
絶対ハンコなんか押さない!!」

課長は「そんな事いわないでさぁー、まー、ちょっとオシテヨ~。」

「えっ?こんな悪口に?ハンコ押せってオカシイでしょ?
人をバカにするのもいい加減にしろっての」

「俺に怒ったってしょーがないでしょーが。」
「そうですよ、私はクソ部長に怒ってるんですよ!
何、この汚い字、無いことばっかり書きやがって!
悪口じゃん!!これ読んで皆何も思わないの?」

コンプライアンスに思いっきり抵触しているクソ部長のコメントに、怒り心頭。
この日からコンプライアンスに訴えようと、窓口を探しはじめる。社内でコンプの窓口はあったが、あまり役に立たないという噂があって、外部に委ねるしかなく…。

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