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ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part5

ご覧いただきありがとうございます、荒野弘道です。
今回は、ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part5ということで、先日栄子と練習に行った時のことを書いていきたいと思います。
栄子のスイングにはフェースターンが欠けていて、私が栄子のスイングを真似して打つとスライスしか打てないのに栄子はなぜかフック(ダッグフック)を打つ、謎は深まるばかりという内容の投稿をしました。
で、先日の練習で色々な箇所を修正していくうちに一つの可能性が浮上してきましたのでそのことを書いていきたいと思います。

栄子のアドレスとアライメント

栄子のアドレスとアライメントですが、本人は無意識だと思いますが目標よりも少し右を向いています。右を向いているというか右足を左足より後ろに下げてスタンスをとっています。右足を下げるとその上にある骨盤も後ろに引かれ、その上にある右肩も後ろに引かれますので、肩のラインが右を向くということですね。
これ自体は前から気付いていましたし、直すつもりはありませんでした。
比較的ダウンスイングは右を向いた体の向きに対してまっすぐ振れていたからです。右(アウトサイド)に振る感覚を覚えて徐々に体の向きを補正していけばいいや、ぐらいに考えていました。

とあるタイミングで、正面の打席が空いていたので正面からスイングを見てみました。栄子の打席に正対して見ていたのですが、右を向いているからここから見ても意味ないやと思い、打席ではなく栄子の正面から見てみるとあることに気付いたのです。栄子は無意識にとあるエラーを起こしていました。

栄子が起こしたエラーの正体

栄子の起こしたエラーそれは、ボールの位置です。
文章よりも図を用いるとわかりやすいと思いますので、簡素な図ですが載せてみたいと思います。

スクエアスタンス

上の図はターゲットラインに対してスタンスラインも体のラインもスクエアに合わせた状態です。仮に9番アイアンを使用していたとしましょう。
9番アイアンですと個人差は当然ありますが、概ねスタンスの真ん中に置くことが多いと思います。上の図はそれを表していると思ってください。
次の図にいきます。

クローズド

この図は、先ほどのスクエアな構えから右に回転させた図となります。
栄子の場合は右足を引く構えですが同じことなのでこの図で解説します。
破線の〇は先ほどのスクエアな構えのボールの位置です。実線の〇は体を回転させた胸の向きに対して真ん中にボールを移動しました。
スクエアな構えの時とクローズの構えの時も、どちらも胸の真ん中にボールを配置していますが、ターゲットラインで見てみるとクローズのほうがボールが右に移動しているのが分かると思います。
本来、右に対してアライメントをとる場合、この実線の〇が正しいボール位置になると私は思います。

クローズド~ボールを真ん中

この図が栄子のエラーです。
注目すべきは、矢印が表している顔(目線)の向きです。
この向きをまっすぐ正面に向けていることで、破線の〇のボールがスタンスの真ん中に感じてしまうのです。実際はこの図のように体も足の向きもクローズにしてればまだ錯覚は薄れるのですが、栄子のように右足を下げるクローズだと、意識的にはまっすぐスクエアに構えているように思えてしまうので、余計スタンスの真ん中に感じているんだと思いますが、先ほども示した通り、本来のボールの位置はもっと右なんです。
そしてこの真ん中に感じている間違った位置のボールに合わせると何が起こるかを次の図で表したいと思います。

クローズド~スクエア

この図は先ほどの錯覚した真ん中のボールに合わせた図を、スクエアな構えに戻した状態です。本来よりもボールの位置が左に移動していることが分かるのではないかと思います。
9番アイアンなのに左にボールを置いて打っていたことになります。
本来はもっと右に最下点があるのに左にボールを置いていたらそりゃボールの手前をダフるし、嫌がって左ひじを引っ張ればトップのミスだってあります。左にあるボールを無理矢理当てにいけばスイング軌道はインサイドに抜けていく最中に当たることになり、無理矢理引っ張り込んでフェースが被ればダッグフックが出る、ということではないかと思います。

図の書き方が悪かったのか、これらの図だとそんなにボールの位置がずれていないように見えますが、実際はボール2個分くらいはずれていると思います。たった2個と思う方もいると思いますが、ボールの直径がおおよそ4.2㎝なので2個分といえば8.4㎝です。ほぼ10㎝ですよ?物凄いずれだと思いませんか?

ということで、栄子のスイングエラーを書いてみましたが、実はこれはまだ仮説段階です。次回の練習でこの仮説が正しいか検証してみたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました。
今日はこのあたりで失礼します!

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