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ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part6

ご覧いただきありがとうございます、荒野弘道です。
今回は、ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~ということで、
先日栄子と練習に行ってきましたのでそのことと、昨日私自身が練習に行った際に前の打席で練習をしていた女性2名(赤の他人です)を見ていて、
栄子にも当てはまるあるミスというか癖?に気付きましたのでそのことなんかも書いてみたいと思います。

先日の栄子の練習結果

前回の投稿
ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part5
栄子のとあるエラーについて書きました。
ここでもう一度書くと長くなるので端折りますが、
ボールの位置でエラーが起きている関係で、ひっかけのミスやダフリのミスが出るのではないかという仮説を立てました。
今回はその仮説が正しいかの検証だったのですが、結果から言うとその仮説は見事に外れました( ´∀` )
一因にはなっていると思いますが、大部分を占めていたのはもっと違う部分でした。

栄子のグリップ

先に結論を言うと栄子のひっかけフックのミスの原因は、アドレス時のフェースの被りでした。
栄子のグリップですが、最初はストロング(フック)グリップで握ってもらっていました。
ただ、ひっかけやフック系のミスが多かったので、今は右手は下から握るのではなく、横から握るようにしてもらい、左手はやや上から握るような形にマイナーチェンジをして握ってもらっています。

ちょっと八方塞がりな感じがしたので、ひっかけるということはフェースがインパクト時に左を向くからだという基本的な考えから(もちろんひっかけの要因はこれだけではありません)、前に何かの動画で見た確認動作をしてもらうことにしました。
それは、スイングしてフィニッシュで一旦停止し、その体勢のままクラブだけを体の正面(ターゲット方向に)戻すという動作です。
戻した時のフェースの向きでグリップが自分に合っているかが分かります。
自分にとってストロングすぎるグリップをしていると、この時にフェースは自分から見て左に回転しています。ウィークすぎるとその反対になります。
栄子の場合はどうだったかというと、かなり左に回転していました。
ということは握り方が栄子にとってストロングすぎるのか?と思いましたが、そうではなかったんです。

握り方は合っていても超ストロンググリップと同じになるグリップの仕方

栄子の場合、決してストロンググリップではありません。むしろ私のほうがストロンググリップです。
でも、ストロンググリップではないのに超ストロンググリップと同じ意味合いになる握り方があります。

それは、フェースを左に回転させてからグリップをすることです。
当然このままではフェース左を向くので、握りは変えずにフェースがまっすぐになるように腕を回転させるとストロンググリップ、それも超のつくストロンググリップが完成します。

もちろん栄子の場合、わざとフェースを被せてから握っていたわけではありません。
もう一度栄子のスイングを見た時に分かったのですが、栄子はアドレスして打つまでの間に、グリップをモゾモゾというかニギニギというか、そういった動作をする癖がありました。
その動作が終わると、グリップ中央にあるロゴマークが栄子から見て左、私から見ると右に回転していました。
知らずに打つ前からフェースを被せていたということです。
で、被ったフェースの向きをターゲットに合わせるから必然としてグリップはストロングに握っているつもりはなくてストロングになってしまう、そういことが起きているんだと思いました。
結果的にも、本人は認識できたか分からないのですがモゾモゾさせないようにしたらひっかけのミスは大幅に減ったと実感しています。
大幅であって完全に治っていないのは他の要因もあるからです。そこに前回仮説を立てたボールの位置や、栄子の特徴であるインサイドに引っ張り込むスイング軌道が関係していると思います。
さらに、フェースの向きを直したことで右にボールが飛び始めました。ここで、前から書いているフェースターンが欠けているという要因がようやく姿を現してきたように思います。

初心者や初級者がするべきゴルフスイング

ここで少し話は栄子から離れます。
昨日、家の近くの練習場に行ってきました。栄子とではなく一人です。
相変わらずロングゲームの調子は良いのでショートゲームを多めに、恐らく8割はショートゲームに費やしたと思います。
まあ、私の話は今回はどうでもよくて、このとき前の打席に若い女性二人が練習してたんですね。
レベル的には初心~初級者といった感じだと思います。栄子と同じくらいか栄子より少し下くらいのレベルかな。
若い女性二人で練習に来るなんて珍しいなというのが率直な感想でした。しかも二人とも可愛い!
まあ、そこはどうでもいいですが少し前の栄子を彷彿とさせるスイングをしていたので少し観察してみました。
※もちろんジーっととかジロジロ見ていたわけではないし、純粋にスイングをチラッと見ただけというのは補足させてください笑

1人は典型的な体を地面と平行に回してひょいっと手で持ち上げて上から落とすタイプのスイング(昔の栄子)でした。
もう一人は、女性によく見られるんですが、体を左右に揺さぶってクラブヘッドがいつまでも上に上がらないタイプのスイングをしていました。
どちらも腕が振れていないスイングをしているのが共通点です。
1人目の女性は少なくとも腕は触れているのかと思うかもしれんせんが、これは腕を振っているんじゃなくて持ち上げて降ろしているというだけで、円運動は全くしていないので力のベクトルがターゲット方向に向きません。
2人目は円運動はある程度できているけど、肘の使い方を間違えているからクラブがいつまでたっても上がっていかないため、力のベクトルがターゲット方向に強く出せないというパターンだと思います。
どちらも腕をうまく使えていないという共通点と、もう一つの共通点は体の回転(または左右の移動)を優先させようとしているところです。

私が考えるスイングの肝というかコツは、腕(クラブヘッド)をしっかり胸の前に振ることだと思います。それも前腕の内旋外旋(フェースターン)をしっかり入れてです。
体は回さなくても、腕だけのスイングでコースは回れます。
100を切れるかというとそれは厳しいかもしれませんが、それなりのスコアで回ることはできると思います。
逆に言うと腕を全く使わずに体を回してスイングをすると、恐らくOBの連発だしダフリやトップの連発になりゴルフにならないと思います。

それだけ、ゴルフスイングは腕を振る(クラブヘッドを振る)ということが大事だと思います。
プロゴルファーや上級者の人が、「腕は使わない」「体の回転で振れ」とよく言うと思います。それは腕を振る感覚が染みついていて、体を動かすイメージで腕やクラブを正しく振ることができるからです。
私自身も、腕を能動的に振ることはしていません。肩や胸の動きで腕とクラブを振っているイメージですし、腕の意識はローテーション方向にしかありません。
この腕の振り方を知らずに体ばかり回していると、一生ボールを正しくとらえることはできないことは断言してもいいです。
まずは腕を振ること、初心者や初級者の方はここに全意識を集中してもいいと思います。

栄子と女性二人の共通点

ゴルフスイングは腕の振りが大事とお話ししました。
例えば、この可愛らしい女性二人にアドバイスができたとして、私は「もっと腕を振りましょう」と間違いなく言うと思います。
まずは水平素振りを行い「前傾してもこの感覚で振ってください」というと思います。
恐らく女性二人はこういうと思います。
「地面を叩きそうで怖い!」
この女性二人ともそうなのですがボールと体の距離が近いんですね。ここが栄子とこの二人の共通点です。
これは近くにあったほうがボールに当てやすいとイメージするからだと思います。
ただ、ボールと体の距離が近いとボールが近く感じて当てやすく思えると同時に視覚的に地面も近く感じます。だから思い切り腕やクラブを振ると地面を叩いてしまいそうな気がして怖いんだと思うんです。

そして話は栄子に戻ります。
栄子もボールと体の距離が近いように私は思います。
スイングは昔よりも格段に良くなっていますが、まだダフリのミスが多いです。
ですので、腕を振らせようとしても地面を叩きそうな恐怖心から思い切り振ることができないんだと思います。
また、ダフリそうだから前傾角度が起き上がる、そうすると余計クラブヘッドは地面に近づく、肘を曲げてアジャストする、
結果インサイド側に引っ張り込むスイングが出来上がる、そういったメカニズムではないかと思います。

まずは適正な体とボールの位置を決める

栄子の場合、まずは腕をしっかりと振れるように体とボールの適正距離の基準を知ることが一番いいのかなと思います。2つほど方法をご紹介したいと思います。

一つ目は、単純に右手でグリップをもってクラブヘッドを地面にポンと置きます。この時に右手はちょっと摘まんでいるくらいでいいです。
トゥ側がコイン1~2枚分くらい浮くように置くのが正解ですが、ソール面をほぼぴったりと地面に合わせる感覚だと思います。そうすると地面に対して垂直ではなくある程度角度ができると思います。
クラブの角度が決まったら、クラブの角度をなるべく変えないようにして単純にその位置でグリップをしてアドレスをします。
今まで近くに立っていた人はものすごくボールが遠くに感じると思います。

2つ目は、1つ目と同じような感じですが、ボールの位置にクラブヘッドの芯を合わせます。
その状態からゆっくりと地面に向かって倒して、完全に床の上に置いてしまいます。
床にあるクラブを跨ぐようにして、両かかとを結んだラインをグリップエンドの位置に合わせます。
このまま、クラブを拾って再度ボールに合わせます。
こちらの方法の場合は、足の位置が固定されてからアドレスしますので、人によっては離れすぎてしまう場合もあります。腕の長さなどは個人差がありますからね。判断基準としては、上腕が軽く体に触れてるかをみるとよいと思います。触れてない場合は遠すぎる可能性が高いので、前傾角度を少し浅くしてみてください。そうすると、自然と上腕が体側に引かれてフェースも手前側にスーっと移動してくると思います。移動した分、前に移動して調整してください。
こちらも今まで近くに立っていた人はものすごくボールが遠くに感じると思いますし、
一つ目の方法と同じくらいの距離になるはずです。

こうするとすごく遠くに感じる反面、からだの前に腕を降るスペースができ思いきり腕を振っても窮屈にはならないはずです。また、いつもよりも遠いので、積極的に腕をリリースしないとボールに届きません。そして、積極的に腕をリリースすると自然と前腕が回転し、フェースターンが起こります。
さらに、遠いので前傾が起き上がると届かないので前傾角度の維持も必要になります。
栄子にとって良いことしかない一石二鳥のスイングの完成!となればいいのですが笑

はい、ということで栄子のお話でした。
最近は私自身も結果を急ぎすぎてしまい、芯のあるアドバイスができていないように感じましたので、次回はしっかりと腕の振りについてアドバイスしたいと思います。

ここまでご覧いただきありがとうございました!


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