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【ゴルフ】初心者、初級者がするべきゴルフスイング

ご覧いただきありがとうございます、荒野弘道です。
今回は、先日投稿した「ほぼ初心者女子ゴルファー~100切りへの道~part6」の中で少し触れた「初心者、初級者がするべきゴルフスイング」について考えていきたいと思います。
初心者、初級者用のスイングというか、これがゴルフの基本だと思いますし、このスイングだけで100切りなんて余裕だと思います。
また、参考になるレッスンプロなども紹介したいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください!

手打ちとボディーターン

少しゴルフ歴のある人でしたら上の2つのワードは聞いたことがあると思います。最近ではあまり言わなくなったような気もしますが、私がゴルフを始めた当初は
手打ち=×
ボディーターン=〇
という風潮が強かったように思います。
コンペなどでも教え魔のおじさんたちが、「今のは手打ちだからダメなんだ」とか「手は一切使わないんだ、体の回転で打て」何てよく言われたもんです。懐かしいなあ笑

私自身ひねくれた性格なのか、そういったアドバイスにほとんど耳を貸さないタイプでした。今もそうかもしれません笑
ではなぜこのおじさんたちの声には耳を貸さなかったか。
理由はいくつかあり、そのおじさんたちのスイングが全くカッコよくなかったからという理由もありますが、そのおじさんたちが、決して飛ぶわけじゃないし弱々しいスライス球を打っているからということが理由のひとつです。
以前の投稿で
「初スコア180からどうやって上達したか」の中でも書きましたが、
私の父はシングルプレイヤーで、小柄なわりには飛ばすほうでした。またきれいなドローボールが持ち球でした。
父のスイングや打った球を見ていなければもしかしたら教え魔おじさんたちのいうことを聞いていたかもしれません。
そして、次の理由が一番大きいのですが、プロゴルファーや父などの上級者のスイングを見ても手を振っているようにしか見えなかったからです。正確に言うと振るのは手ではなく腕です。しかし、私がゴルフを始めた当初、ほとんどのアマチュアゴルファーはミスの原因を何かにつけて「手打ち」のせいにしていたように記憶しています。
これは、当時のゴルフメディアがしきりにボディーターンについてを取り上げていたことが大きな要因かと思います。「下半身先行」「クラブは最後に降りてくる」「インパクト後にヘッドスピードは最速に・・」このようなワードが良く言われていたかなと思います。これらを信じたアマチュアゴルファーは何人もいると思います。もちろん下半身は先行しますし、腕は遅れて降りてきます。ただ、それは腕を振った結果から生じるものでしかないと私は考えています。また、実際の動きとイメージ上の動きにはずれがあるはずです。プロゴルファーですらずれはあると思います。そのずれた結果を後付け解説的にコメントを付けているので、世のアマチュアゴルファーの大半がボディーターン信者になってしまったのではないかと思います。

手打ちとは

手打ちって何でしょうか。
最後のほうに紹介させていただくレッスンプロの方々が口をそろえて言っていますが、腕や手を積極的に振ることを手打ちというのではなく、手打ちとは、体が先行しすぎてスイング中にずれたクラブを手先でアジャストすることと言っています。人によって言い方は違いますが、私はこのように解釈しています。
ということは、正解であるはずのボディーターンをするから手打ちせざるを得ないということになります。
これは私自身心当たりがあります。
私もスランプに陥ってから5年間くらい、つい最近までなのですが、どうしてもフェースが閉じなかったり追い付かなくて手先で何とかするゴルフで誤魔化していました。

ボディーターンとは

次にボディーターンとは何でしょうか。
ちなみにこれって和製英語みたいです。
欧米ではボディーターンって言わないみたいですね。欧米ではヒップターンとかって言うみたいです。
同じくダウン(下に)ブローも、ディセンディング(下向きに)ブローという言い方をするようです。
中井学プロがそのように言っていたと思います。

言葉によって印象って変わりますね。ダウンブローの話は置いておいて、ボディーターンって言うと上体を回すイメージが湧いてきますが、ヒップターンって言うと少なくとも上体を回すイメージが湧かないのは私だけでしょうか。
最近の私は、上体は回すというよりは、どちらかというと左右に傾けるというような感覚があります。もしくは肩を上げ下げするという感じでしょうか。
確かに上体は回すんですけど、それは背骨に対して直角にということなんだと思いますが、これを地面と平行に行ってしまうことがあります。
恐らくこれは足から得る情報=平衡(平行)感覚によって背骨ではなく地面に対して平行に回ってしまうために起きるエラーだと私は考えています。
あくまでボディーターンという言葉で言うならば、ターンまたは回転とは背骨に対して直角に行う動作だということですね。

初心者、初級者がするべきゴルフスイング

前置きが長くなりましたが、初心者、初級者がするべきゴルフスイングについて話す前にどうしても手打ちとボディーターンについてお話しておきたかったのです。
本題に入りますが、初心者や初級者がするべきは手打ちかボディーターンかといえば、間違いなく手打ちです。正確に言うと腕をしっかり振ることで、体を回すことは一旦忘れていいです。まずはしっかりと腕を振る、それも前腕の内旋外旋をしっかりと行ってフェースを返しながらです。

私が初心者の頃に父に教わったことを書いてみたいと思います。これがまさに初心者、初級者が行うべきゴルフスイングだと私は思います。
まず、シャフトを軸にフェースをグルグル回しながら腕だけを振るイメージで、体と膝は正面を向けたまま意地でも動かさないことを強く意識してスイングをする、私が父に教わったのはこれだけでした。

普段スライスを打つ人でしたらこれだけで真っすぐ飛ぶ人も少なくないと思います。が、このスイングで真っすぐ飛ぶのは残念ながら不正解で、正解はフック系の球になります。まずはこの手打ちスイングで、ひっかけでもいいしどぎついフックでもいいのでフック系の球が出るまで何球でも打ち続けることが重要です。
フック系の球が打ててきたら、次はいろいろやり方はあるのですが、私が行っていたのは胸と膝を動かさないイメージを解く、ということだけです。体を回すことはしないのですがかといって動かさないこともしないという感じです。こうすると体は腕につられて動きはじめます。そうすると不思議とフックの度合いが少なくなるはずです。でもまだここではフック系の球が打てるとよいと思います。ここでスライスが出始めたらまた最初に戻り、体を動かさずに腕を振る練習をします。
また、ここは運動の得意不得意が出てしまうかもしれませんが、体を動かさない意識を解くと、腕を振りやすいように体が勝手に反応して下半身を先に動かすように自然となると思います。

この動作が安定してきたら最後の仕上げです。
ボールを打ったら胸を目標方向に向けながら起き上がります。うまく打てれば高さのある強い球が打てるようになるはずです。
これが初心者、初級者のかたにぜひ試してほしいスイングと練習法です。簡単に書いてますがそれなりに練習量は必要ですので、結果が出るまでにはちょっと時間はかかるかもしれません。でも間違いなく結果が出るスイングだと思います。

初心者、初級者におすすめのレッスンプロ

ここまで私が考える初心者、初級者がするべきゴルフスイングについて書いてみました。次は、私が思う初心者、初級者におすすめのレッスンプロを私なりのランキングを付けてご紹介したいと思います。紹介するまでもなく皆さん有名な方ですが笑

3位
森守弘プロ
ダウンブローを軸にしたレッスン展開が多いと思いますが、森守弘プロも腕を振ることの重要性を説明されていますし、クラブの正しい使い方(フェースの開閉)なども解説されています。めちゃくちゃ優しそうな人柄に好感が持てます。

2位
武市悦弘プロ
ツイスト打法で有名なプロですね。武市プロも腕を振る、腕を返すということを強調されています。腰の逆回転も提唱しておりこれがツイストの由来です。話も面白いので動画で見ると楽しくゴルフを学ぶことができると思います。また、YouTubeにも動画があると思いますが、膝立ちスイングも有名ではないでしょうか。

1位
桑田泉プロ
クォーター理論で有名ですね。個人的には初心者、初級者にとっては断トツでおすすめの理論です。「ボールを見るな」「ダフれ」「手打ちしろ」などなど世界でやってはいけないといわれる10大ダメなことを逆にやらせるといった、見方によっては際物扱いされてしまいそうなレッスンなのですが、私はすごく共感しています。なぜなら上に書いた通り、私も少なくとも手打ちに関しては同じようなことをしてゴルフを始めたからです。決して桑田プロの言っていることをパクッて上に書いたわけではないですからね笑
桑田プロといえば「手打ち」が代名詞ともいえますが、クォーター理論には大きく初級~中級~上級~アスリートと4段階あって、確か中級までは手打ちなのですが、上級より上になるとボディーターンという言葉が出てきます。メディアでは「手打ち」とか「ダフれ」というものがキャッチとして使われるのですが、突き詰めていけば体や足を使ったスイングに変わっていくのも特徴かと思います。これは、しっかりと段階を踏んで覚えていけば、コースでうまく打てなかったときに前の段階に戻ることで調子の波を少なくすることができるといったことを解説していたと記憶しています。

番外編
次は私が個人的に好きなレッスンプロをご紹介したいと思います。もちろん初級者、中級者のかたにもお勧めなのですが、まずは腕を振ることを第一優先にしてほしいので、わかりやすく腕を振ることを説明されている上記3名をご紹介させていただきました。

個人的1位
三觜喜一プロ
私の中で圧倒的NO.1といっても過言ではないのが三觜喜一プロです。説明も論理的でわかりやすく説得力があります。また、YouTubeでプロから初心者まで幅広いレッスン風景を投稿されているのでどんなレベル帯でも参考になると思います。また、三觜プロも腕を振ることの重要性を強調されていますので初心者、初級者のかたにもお勧めです。

個人的2位
中井学プロ
中井学プロといえば「手は使わない」「体の回転のみで振る」ということを提唱されています。ただ、それは中井プロの根幹であって手打ちを否定しているわけでは決してありません。手打ちがハマる人もいるということはご本人もおっしゃっていましたし、レッスンの中に意外と手や腕の話なんかも出てきます。
私が最近、肩や胸の動きでクラブを振れるようになったのは中井学プロのおかげといっても過言ではなく、この打ち方を覚えてからはミスの許容範囲がかなり狭まった実感があります。

ということで、初心者、初級者がするべきゴルフスイングとおすすめのレッスンプロについて書いてみました。
初心者、初級者のかたの参考になれば幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました。

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