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【ゴルフ】ボールを上げるアプローチ~100切りの先へ#24~

一度100を切ることができても、毎回100を切るに至らないアナタにアドバイスする本コラム。今回のテーマは上げるアプローチです。といってもプロみたいなロブ・ショットをやりましょうというわけではありません。距離感はともかく、上げる打ち方をひとつだけ覚えておきましょうという話。

バンカー対策のベストは?

スコア100前後のアナタは伸びしろありまくり。練習したらした分だけ上達するし、ラウンドは楽しみで仕方ない。ゴルフにハマっている、あるいはハマそうな人だと思います。先月のラウンドでもバンカーで大たたきして、無念の100切りならず。そう。プロやトップアマでもない限り、バンカーはスコアを崩す大トラップです。

そのバンカーへの対策。大前提としては、とにかくバンカーに届かない番手で入れないこと。それでもバンカーに入れてしまったら、とにかく一度で出すことに集中する。バンカーからピンにからめようというのは、80台のストアを目指すタイミングまで保留にしておきましょう。

バンカー越えアプローチはどうする?

パー4のセカンドショット。狙ったか狙わなかったかはともかく、運よくバンカーに入りませんでした。ピンを見ます。手前には大きなバンカー。さてどうする?

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100切りを達成するには、ダボ以内、できればボギーで上がりたい。ということは、ボギーオン2パットで最高です。そのため、グリーンに乗せるたいですよね。ただ、バンカーは大きく、グリーンエッジからピンまでの距離は短め。アプローチウエッジで転がすにはとっと難しいシーンです。そう。ここはふわりと上がるアプローチが打ちたい。100切りを目指すアナタにとって、こういうシーンは必ずあるはず。安定して100を切るために、そろそろ上げるアプローチも覚えておきたいですね。

サンドウェッジを開いて打つ

ボールを上げるには、フェイスを開いてバウンスで地面をたたくスイングが必要です。さきほどのシーンでボールがある地点はほぼ間違いなくラフ(フェアウェイからバンカー越しのアプローチが求められるシーンはコースのデザイン上、かなりレアケースです)。ボールが浮いている状態です。だからこそ、アベレージゴルファーでもボールを上げるのはやりやすい状態。ここでサンドウェッジの出番です。

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ラフからボールを上げる打ち方を説明するために、今回練習場の許可をいただいて、自宅アプローチ練習用の人工芝を練習場に持ち込みました。

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まず構え方。スタンスは目標よりも左に向けます。手元は左太ももの前。ボールの位置は身体の中央。写真ではちょっと極端ですが、フェイスを開きます。

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テイクバックでは、クラブを低い位置から低い位置へと動かします。ここは自分がやりやすい幅でOK。可能であればクラブを目標より外側に出してもいいです。ただ今回は、目標方向の後方に動かすしています。

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ボールの手前の芝にバウンスをあてるようにインパクト。イメージが湧かない場合は、クラブのリーディングエッジを芝とボールとの間に入れるイメージでもOKです。

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そしてボールに当たった後は、フェイスを返さないように動かします。これでOK。ボールがポンと上に上がると思います。自分の身長の倍以上、3~4mぐらい上がれば大成功です。

距離感を作るのはあきらめて

ここで重要なのは、クラブの振り幅を一定にすること。例えば練習を始めたところであれば、3時~9時ぐらいの振り幅がおすすめです。またスイングスピードを一定にすることも大切。早く上げて早く下ろすより、ゆっくり上げて、そのスピード感で下ろすようにしてください。スイングの過程でどっかに急に力を入れるイメージは不要。ボールがスイングスピードと同じようにゆっくり飛び出せばいい感じです。そしてさらに大切なこと。振り幅を変えたりスイングスピードを変えて距離感を作るのではなく、自分が気持ちよく打てるスタンス、スイングスピードを探し、その気持ちよくスイングしたときに飛ばせる一定した距離をつくる。つまり、距離感を養うのは積極的に放棄する。あきらめる。やらない。ここが大切なんです。

私の場合、腰から腰、たぶん8時から10時ぐらいの振幅で10歩。たぶん10Yです。なので、さきほどのようなバンカー越えのアプローチで、ボールのある位置からバンカーを超えるまで10Y以内であれば、このポ~ンと上げるこのアプローチをします。それ以上の距離があるときは、あきらめてアプローチウェッジでのアプローチに切り替える。なぜなら、上がるアプローチで距離を出すことは、至難の業であることを知っているからです。

自分の打ちやすい方法で打てるか考える

アベレージゴルファーの傾向としてあるのは、ひんぱんにギャンブルショットにトライすること。練習場でもできない、できても5回に1回のようなショットをコース上でやっちゃう。それは間違いなくギャンブルです。そしてギャンブルだから成功することもあります。たった一度の成功体験を求めて来月のラウンドでもギャンブルしちゃう。それだとスコアはなかなか安定しません。

ボールをポンと上げるアプローチは、アベレージにとってはギャンブルに近い行為です。だから練習しましょう。そして練習でひとつ覚えることができたら、練習でできたことの再現だけをコースで試してみましょう。アナタがもしフェイスを開いてバウンスから地面を叩き飛ぶ距離が15Yだとしたら、コース上でも15Y飛ばすことを目標にしてください。ちょっと振り幅を大きくして30Y飛ばすとか、逆に小さくして10Y飛ばすとかは、スコア80台を目指す位置に来てからやればいいこと。まずは毎ラウンド100切りのために、できることだけやる。これは、アプローチ以外も同じ話なんですけどね。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたことを書かせていただいております。引き続きよろしくお願いいたします。

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