【ゴルフ】大切なのはアプローチ～いつでもスコア80台への道#2～
橘です。普通に90台でラウンドできるのに、なかなか80台が出せない伸び悩みゴルファーに寄りそう本コラム。今日のテーマはアプローチ。なぜアプローチが大切か、前回に引き続き、スコアカードを通じてお話しをさせてください。
スコア80台の人の1パット率とは？
前回のスコア分析であえてお話をしていないのがパット数です。サンプル数が少ないので平均もへったくれもないのですが、目安としては30パット。すべてのホールで2パットなら36ですから、それよりもすこし少ないパット数であがりたいということになります。それはつまり、1パットの回数が最低でも6ホールある（1/3が1パットのホールである）、ということ。これまた前回のスコア分析をベースに、ホールの種別ごとの1パット率を調べてみました。
やっぱり予想通りです。この表の通り、31%＝約1/3が1パットになっています。実はこの1パットでパーが取れているわけではないのですが、それでも大切なのは、1日のうち3回に1回は、1パットであがれるということです。
1パットなのはアプローチのおかげ
1日に6ホールも1パットで上がれる。80台の人は90台の人と比べてパットが上手いんだなって考えますよね。でも実感としては、80台の人と90台の人でパットの技量にそれほど大きな差を感じません。これは実感なのでほとんど根拠はないんです。パットの技術で差が出るのは、ほぼトップアマ以上のレベルだと思います。なぜなら、私の場合の1パットは、ほぼほぼ1m以内が多く、4、5mを1パットで入れるなんてことは絶対にありません。そんなことがあったら、完全にSFの世界です。1パットを達成する鍵は、パットの技量ではなく、寄せる（ピンに絡む）アプローチを打つ技術に差があると思っているのです。
寄るアプローチは転がせる状況から
90台になっちゃう人はパーオンせず、ピンを狙うアプローチを打つ状況がほとんどです。そしてある程度の技量があるのでグリーンに乗せることは可能ですが、ピンに絡むほどではありません。
一方80台で回れる人も同様にほぼパーオンしませんが、ピンを狙うアプローチが1mからワンピン程度に寄ります。そこからなんとか1パットでしのいでパーないしボギーで上がることができます。
では、90台の人と80台の人に、アプローチの技術にそれほどの大きな差があるのでしょうか？
差があるとしたら、90台の人が打つアプローチは、グリーンまで30Yだったり50Yだったり、グリーンまでの距離が少し長め。一方80台の人はグリーンに乗らなくてもよければカラー。悪くても10～15Yほどの距離から打っています。これは、アプローチを打つ前のショットに多少の差があるから。加えてアプローチについても、90台の人は自分の身長より高くボールを上げて打つシーンが多いですが、80台の人はピンまでの距離が近いが故に、自分の身長より低い高さでグリーン上も転がしていくアプローチを打ちます。転がして寄せる状況が作れて、さらに実践できるのです。
こんな写真の状況であれば、間違いなくサンドウェッジではなく、アプローチウェッジ。なんなら9番アイアンで打ちます。90台の人は、アイアンで転がしてアプローチするという発想がなかなかできません。
転がして寄せるアプローチを学ぼう
あなたがもしスコア80台への突入を真剣に考えるのであれば、アプローチはいつもサンドウェッジという考えから脱却することが必要です。できればアプローチウェッジ。そして転がして寄せる技術を身につけましょう。打ち方は簡単です。アプローチウェッジのヒールを浮かせるようにハンドアップ気味に構えます。そしてパターのように低く左へテイクバックし、低く右へフォローを取ります。
ボールの位置は右足の前ぐらいでいいでしょう。すこし身体を開いて打つと、打ちやすいかもしれません。ここで注意はけっしてボールを高く上げようとしないこと。ショットのようにフェイス面をローテーションさせるイメージはいりません。低く強く打ち出して、グリーン上でコロコロ転がるように打ちたいんですね。
ただ、これを練習場でやるのはちょっとボール代が無駄なような気がします。ゴルフ専門店でアプローチ用のマットとカゴを購入し、自宅で練習してみてはいかがでしょうか？ これであれば無限に無料で練習できます。
いかがでしょうか？ いつも90台になっちゃうゴルフからの脱却に向けて、まずは低く転がるアプローチを身に着けて、3ホールに1回の割合での1パット実現を目指してください。
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