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【ゴルフ】シャフトの硬さにこだわろう~スコア100切りの先へ#26~

一度でもスコア100切りが達成できたアナタが、いつでもスコア100切りを達成し、近い将来90切りを達成できるようアドバイスを贈る本コラム。今回のテーマはシャフトの硬さです。一般にcpmという数値で表現されるシャフトの硬さ。実はこれが合っていないと、今後のゴルフライフに影響大ですよ!

シャフトの硬さを数値化したのがcpm

先日、ゴルフクラブの重量に関してアドバイスを書かせていただきました。

そこでは完全にブッ飛ばしましたが、クラブ選びで重量と並んでもうひとつ重要なファクターがあります。それが「硬さ」。硬すぎたり柔らかすぎたりすると、クラブのしなるタイミングが合わずスイングがよくても上手くボールを打つことができません。一般的にシャフトの硬さを示す数値は○○cpmと表現され、専門の計測値で1分間に何回揺れるか、その回数で示されています。硬いほど数値が大きくなり、柔いほど小さくなります。

まず自分のクラブの硬さを知ろう

この振動数は専門的過ぎるため、メーカーが硬さを示す場合は記号に置き換えられています。SとかRとかいうアレです。硬い順にX→S→SR→Rとなるのですが、この記号は各メーカーがそれぞれの基準で設定しているためバラバラです。あるメーカーのSが他のメーカーでRということもたびたび。なんなら同じブランドで世代が違うと同じSでも一方が柔いなんてこともあります。だからSで揃えればOKということもなく、振動数を正確に把握したいとなると工房で計測してもらうのが一番です。

ちょっとハードルが高いてすが、振動数の数値が確認できたとします。そうしないと話が進まないので。では、その数値をグラフにしてみます。

数値をグラフ化してみよう

またまた「ゴルフ数値.com」さんのお世話になります。このサイトでは主要なメーカーの振動数が記載されているだけでなく、専門的な観点から様々なアドバイスが記載されているので、とても参考になります。

ゴルフ数値.com振動数に関するページ

ここで前回も紹介したエクセルに、クラブの長さと計測してもらった振動数を入力します。

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私のセッティングは、ドライバー、3W・5W、3~6UT、7番アイアン~PW、ウェッジは3本です。その表を見ていただいたとおり、ドライバーとフェアウェイウッドは「やや硬い」ゾーン。UTとアイアン4本は「やや柔らかい」ゾーンです。なるほど。

自分に最適な振動数の調べ方

私の場合、並み以下の身体能力でヘッドスピードも38m/sなんで、だいたいこんな感じかなと思います。では、スコア100切りを安定させたいアナタにおすすめのクラブの振動数はいくつなんでしょう? それを調べる簡単な方法があります。必要項目を入れたら自動計算してくれるサイトがあるんですね。

ゴルフ情報サイト ラボゴルフ

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調べ方は3種類あります。自分のドライバーの飛距離から類推するもの、ヘッドスピードから類推するもの、自分の基準としているクラブから類推するものです。とりあえず、自分のヘッドスピードを入れてみることにしました。計測機械によって40m/sだったり、38m/sだったりするので、とりあえず39と入力します。

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するとその下に振動数の概算値が表示されました。すごい。分かりやすい。

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この表で示された振動数と、実際の自分のクラブの振動数を比べてみます。ドライバーとフェアウェイウッドは、すすめられた数値より固め。UT、アイアンはだいたい標準的なところに収まっています。つまりUTとアイアン、「ゴルフ数値.com」さんからは「柔らかめ」と言われましたが、「ラボゴルフ」さん的には「平均」ということですね。この結果は当然でしょう。作っている人が違えば、基準も異なるのですから。

ドライバーだけ固めはOK

いちおう自分の話もしておきます。セッティングは以下の通り。

飛ばないために、UTを多めにして、アイアンは7番からしか使っていません。最近の競技系アマに多いセッティングです。ただし、ドライバー。これは工房の店長から「すこし固めでOK」と言われています。なぜなら、ドライバーだけは、ティーイングエリアからティーアップして打てる。つまり打つときの環境がだいたい一定で打ちやすい状況で打たせてもらえるから。だからこそ、マン振りしてもクラブが振り負けない程度固めでOKなんだそう。実際、このセッティングでラウンドしていて、振り心地に違和感はないので、ドライバーだけ固めはぜんぜんありだと思っています。

まとめ~硬さへのこだわりを持って~

話を戻します。スコア100切りを一度でも達成できているアナタは、そこそこ振れている状態。状況的にもはや初心者とはいえず、中級者に片足を踏み込んだ状態です。そしてこれからスコアを減らしていくには、練習は当然として、自分に合っている道具で練習できているかが鍵になってきます。

人間の感性はある意味繊細で、どうしたって使い慣れた道具が使いやすい道具を思い込んでしまいがち。というより、使っている道具にスイングを合わせてしまうんですね。アジャスト能力とでもいうんでしょうね。だからいま使っているクラブのシャフトの硬さが推奨されている振動数と合っていないとしても、経年で自分のスイングがそれに合わせてしまうんですね。それで結果が出ているのであれば、クラブを変えることはむしろ悪い状況になる可能性もあります。

ただ、まだまだこれからゴルフを続けていく方であるなら、ぜひこの機会にシャフトの硬さを検証し、大きく外れた状態であれば買い替えることを考えてほしい。とりわけ、ある特定のグループ、クラブだけ流れから飛び出ている場合、買い替えを検討すべきです。もちろん、振動数を考慮しての購入がおすすめです。ゴルフ5ならだいたいどの店舗でもスタッフに頼めば振動数は計測してくれます。一部中古ショップでは、あらかじめ計測した振動数を表示しているところもあるぐらいです。

正直、振動数を気にするのは手間です。自分に合っているとされる振動数のクラブを揃えたとしても、実際の振り心地が揃うとも限りません。ここは難しいところです。でも整えようとする過程のなかで気づくこともあるのです。「自分は硬いほうが向いてるな」「柔らかめのほうがタイミング取りやすいよね」そういった気づきがあれば、クラブ選びがより正確になり、かつ楽しめるというもの。まずはご自身のクラブの振動数を調べるところから始められてはいかがでしょうか? 無難な着地ですみません。。。

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。私自身は単なるサラリーマンゴルファーでしかないのですが、アマチュアなりに気が付いたことを書かせていただいております。引き続きよろしくお願いいたします。

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