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レンズからの渋谷。

久しぶりに渋谷に参りました。私の場合、仕事でも遊びでも、渋谷はホームグラウンドでも何でもない場所なので、年に6回=二か月に一度、行けば十分(どうしたら不十分になるのか、はわからない)で、そのたびに工事の様子や通路が変わっていることなんて、実はまったく困ることでもないわけです。そんな渋谷に、ヒカリエに行きました。

これは宮下パークエスカレーターで、ヒカリエに向かう途中。(撮影GR)

目的は「ハービー・山口さん」
日本写真芸術専門学校 校長就任記念展を拝見するためです。

ハービー・山口さんのことを私が語るには恐れ多いので控えますが、ご本人に会えて、サイン(もはやメッセージ)を揮毫いただき、その後も気軽に話てくださる奇跡は、感謝の思いでいっぱいです。

写真展のタイトルは「HOPE2024~希望を撮り続けた50年~」。
これだけで凄さがひしひしと来ます。50年ですよ、半世紀。
展示作品のどれもが、ハービーさんに撮られることで照れたり、はにかんだりしながらも「幸せ」であることは変わりがないというような表情ばかり。
既に何回も見ている作品でも、都度こちらに訴えてくる「温度」が毎回異なるのは、こちら(私)のコンディションにもよるのでしょうが、それに反応すること、そのことが「写真が生きている」ことにほかなりません。

今回は、尾崎豊さん、布袋寅泰さん、福山雅治さんの若き表情が、とても
リラックスしていて安心しました。
フィルムからデジタルになっても、その作風が著しく変わっていなくて50年前に既に完成されていたのでは?とさえ思います。

例えが相応しくないかもしれにけれど、フェンダーのストラトキャスター、テレキャスターが発売当初から現在まで、基本的な機能を踏襲しているという完成度の高さにも似ているような。(直前に1周年記念で沸く、原宿のフェンダーショップに寄ったから、余計にそう感じる)

1周年を記念した限定モデル(完売だそう)。

私の父も、昭和の時代に、行く先々で”見知らぬ人の”写真を撮っては、プリントして郵送していたっけ。おそらくコンテストにも出品したりしていたのではなかろうか。

私もポートレートを沢山撮りたいので、知り合いを沢山作る夏にします。


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