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やっぱり「紙」は大事。

日曜日の東京は、梅雨入りに相応しい天候となりました。
日本は四季があって「美しい」と言われながら、それぞれの季節で景色が良く、趣のある場所は、外国人観光客で溢れかえっている・・・という皮肉な事態になっていますね。
さて昨日、近隣の「市民会館ホール」のロビーに行きましたら、音楽専門のフリーペーパーがあり、手に取りました。

ファッション誌の表紙ですね。

「NO MUSIC  NO LIFE」 素晴らしいキャッチフレーズ。
レコードショップが編集しているだけあって、その内容はクラシックからワールドミュージックまで網羅していて、これがとても魅力的なのです。

AIとアルゴリズムの発展で、WEB上では、過去に私が好きだといった・・・ジャンルばかりが推されてきますので、自分の器というか、枠が広がらない。これは「好きなものは何度も買うでしょう」というデータから導かれた勝手な推し活でしかないと感じています。

いや、そうではないのでは?
 音楽が好きなら、今までとは違うジャンルのアルバムも聴きたくなるし、ジャケットから思い浮かべる音もあるし、タイトルで心が動くこともある。
そんなときに「しっかりとした人たちが作った冊子」は何より信頼感があるし、見つけやすいのは事実。数量ではかなわなくても、発見する速度は、今だに「紙」の方が早いと思う(のは私だけ?)

今回は、コマ割りされたレコメンドの中から、3枚ほどをアップルミュージックで検索して、ダウンロードさせてもらいました。

〇Sun in the Rain         LOVELOVELOVE 日本語ポップスで好きなタイプ
〇Becca Stevens quartet ベッカ・スティーヴンス  全くお初。カッコいい。
〇Stream          ファーガス・マクレディー  こちらもお初。
〇Everything is going to be OK  ゴーゴーペンギン 名前は知っていたが、音は初めて。もっと早く聴くべきだった?


まさしくまさしく、一期一会のはじまり。

若い時は時間が無限にあった気がする。今は夜も早く過ぎてしまって、寝る時間を優先するようになった。そんな中でも、新しい音楽、映画、本、人に出会いたい欲求は消えていない。
志をもった選者と、それをまとめる編集者と、紙にして、配送してくれる人がいて、ラックに納めてくれる人がいて、私の手元に来てくれた。
なんでもかんでもスマホで済むと思ったら、大間違いですよ。

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