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消えた№160

みなさん。こんにちは。

ゴールドプラザの大嶋です。

※写真は8年前です。


今回は、以前に投稿したブレゲ(Breguet)の記事パート3でございます。

フランス王妃マリー・アントワネットの使い?よりオーダーを受けて製作した超複雑式懐中時計「マリー・アントワネット№160」。

ところが、製作途中に王妃はフランス革命によって処刑され、次いでブレゲ(Breguet)を立ち上げたアブラアン-ルイ・ブレゲも天寿を全うし、最終的にはブレゲの弟子たちが№160を完成させました。

王妃が待ち望んでいたであろう時計だった為に、本人の手に渡らなかったのが非常に残念ですが、当時のブレゲ(Breguet)によって生み出された数々の技術が詰め込まれた№160は歴史的傑作でした。
(FGOでいつの日か王妃に№160をプレゼントする期間限定イベントとかやりませんかね?やりませんか?運営さん)


アブラアン-ルイ・ブレゲは誠実さに加えてかなり陽気な性格だったようです。技術者としては珍しい人柄に貴族や経営者などから目を惹かれブレゲ(Breguet)の名を広めていく一つのきっかけとなりました。また、自身の技術を提供することに躊躇いをみせなかったブレゲは多くの弟子を育て上げブレゲ(Breguet)という時計ブランドを盤石なものとしました。


ようやく完成した№160は、結局のところ買い手が見つからずブレゲ一族の私財として保管されることになります。しばらくすると時計愛好家であり特にブレゲ(Breguet)には目が無かったデヴィッド・ライオネル・サロモンズ卿が№160をゲット。1926年に彼が亡くなると今度は娘のヴェラ・ブリスが引き継ぐことに。第一次世界大戦が勃発すると、ヴェラはエルサレムへ渡った後に№160をL.A.メイヤー記念イスラム美術館へと寄贈します。

といった具合に場所を転々とした№160は美術館にてブレゲ(Breguet)の傑作として展示されることになったのですが…


1983年、№160は盗難に遭ってしまい行方が掴めなくなりました。
ぴえん(>_<)

一説にはL.A.メイヤー記念イスラム美術館の設立にはサロモンズ卿の娘であるヴェラが関係しているといわれています。エルサレムへと渡ったヴェラは後に師となるレオ・アリー・マイヤーと出会い博愛主義者となります。マイヤーが亡くなるとヴェラは師が残した学術や教育を後世へと繋げるべく創設されたのがL.A.(レオ・アリー)メイヤー記念イスラム美術館であり、ヴェラは所有していた№160を寄贈したそうです。何故マイヤーじゃなくてメイヤーなのは発音の違い?イントネーション?わかりません!!!!!




~プロジェクトX~復刻版!マリーアントワネット!!その名は「№1160」!!!


さあ大変なことになりました。

ブレゲ(Breguet)の最高傑作である№160が怪盗アルセーヌ・ルパン?犯罪者番号1412こと怪盗キッド?それとも飛行船で空を飛び回る海賊ドーラ一家⁉⁉(なんで空の上なのに海賊なんでしょうね)

犯人は何者なのかよくわかりませんが。№160が盗まれてしまいました。


ブレゲの最高傑作ですからね~(2回目)


これにはブレゲ(Breguet)も流石に無視できないということで・・・

【協議中】 ( ´・ω) (´・ω・) (・ω・`) (ω・` )


復刻版を作ることになりました🎉

(盗まれてから21年後の2004年)



とはいったものの

当時の資料を見て再現するのは中々に骨の折れる作業なんですわな


だって200年以上も昔の設計図ですよ⁉⁉⁉

言語だって当時と今で若干異なる可能性だってありますし


例えば日本だったら、「かくやのごとし」とか「いてそうろう」とか

わけわかめでしょ(>_<)


私もつい最近だって「仁王」っていうゲームを遊んでても戦国時代が舞台だからみんなの会話にちょいちょいついていけないの!!!!

…さっき信長様はなんて言ってた?

…すまん、藤吉郎よ。日本語で頼む(泣)

え、ちょwなんで半蔵は流暢に英語話せるのよwwwww

みたいな感じでもう私ウィリアムはタジタジで。。。


ちゅーかウィリアム・アダムスって実在したんですね(笑)

てっきりゲームのオリジナルキャラかと思ったら実際に家康との会見だったり日本に造船技術も提供したらしいじゃあないですか!!!

ワシもまだまだ勉強不足ですわ( ´∀` )

ちなみに今は平安時代で牛若とt

私の話なんてどうでもいいですよねwwww





はい



モデルもない。設計者もいない。
頼れるのは過去の文献と当時の設計図!!!!!!
そして己の腕のみ!!!!

今からちょうど20年前。私が校内で月牙天衝!!!!の練習をしていた時にブレゲ(Breguet)のみんなはプロジェクトXに取り組んでいたんだなと思うと何だかしみじみしちゃいます(〃´∪`〃)ヘヘッ

母の日!!!



帰ってきた№160


結論から言います。盗まれた№160は2007年に発見されます。

しかも復刻版 完 成 目 前 に!!!


神のイタズラでしょうか

時に人類史はこんな偶然?奇跡?があるんですねー


№160が発見された時のブレゲ(Breguet)一同のリアクションが気になって仕方ないです


「え、行方不明だった№160が見つかった?良かったぁあああ!!!」

だったらいいですけどね。


「はい?盗まれた№160が見つかった⁉⁉…ちょっと待ってくださいよ。
いや、見つかったのは喜ばしいことですよ?我が社ブレゲ(Breguet)の
最高傑作といっても過言ではない時計が美術館に戻ったんですからね。
ただね。本音としましては見つかったんかーいですよ?私たち3年前から復刻版をゼロから作り始めてもう完成間近なんスよw。いやいや!全然良いんですよ!!良いんですけど…なんというかその…もうちょっとこう見つかるタイミングがズレても良かったのになあ。なんて・・ねwいやいや!!!!!!冗談ですってwwwいやー見つかってホントに良かった!!!!!!これも神のお導きってヤツですかね?アヒャ(゚∀。)」


まだまだ受付中!!!!!!


およそ20年ぶりに姿を見せた№116と復刻版として完成した№1160


両者を並べて見比べたりとかしたんですかね~

「おお~やっぱり設計図通りじゃん☆」

「あちゃちゃーここはこうなってんのね」

「おい、噓だろ…そんな…まさか///」


偉大なるアブラアン-ルイ・ブレゲ(途中から弟子たち)が製作した№160を
再現するために立ち上げたプロジェクトXでしたが、振り返ってみれば
過去からの挑戦状と考えたらちょっと面白いですよね。

「未来のブレゲ(Breguet)を担う者たちよ。俺の作った超複雑懐中時計№160を再現できるかなあ?( ◜◡◝ )ンンンンンン???」




ちなみに復刻版№1160を納める為に用意された箱にはオークと呼ばれる木が使用されています。それはかつて王妃マリー・アントワネットがお気に入りの場所「プチ・トリアノン宮殿」の庭園に生えていた木でした。

オークの木に囲まれた庭園にて過ごすことも多かった王妃。№116の完成を密かに心待ちにしながら庭園で過ごされていたのやもしれません。


最寄りの店舗はこちら!


<関西>
ゴールドプラザ梅田本店     :https://goldplaza.jp/shop/osaka
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ゴールドプラザ天王寺あべの店  :https://goldplaza.jp/shop/abeno
ゴールドプラザ千里中央店    :https://goldplaza.jp/shop/senri
ゴールドプラザ逆瀬川店     :https://goldplaza.jp/shop/sakasegawa
ゴールドプラザ高槻店      :https://goldplaza.jp/shop/takatsuki   
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ゴールドプラザ錦糸町マルイ店   :https://goldplaza.jp/shop/kinshicho
ゴールドプラザ新宿マルイ メン店   :https://goldplaza.jp/shop/shinjuku
​ゴールドプラザ町田店       :https://goldplaza.jp/shop/machida
ゴールドプラザ横浜店       :https://goldplaza.jp/shop/yokohama
ゴールドプラザ千葉店        :https://goldplaza.jp/shop/chiba

ゴールドプラザ大宮店        :https://goldplaza.jp/shop/omiya

ゴールドプラザマルイファミリー志木店:https://goldplaza.jp/shop/shiki


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