見出し画像

Goldilocks パートナー 遠竹悠さん インタビュー

Goldilocksに関わる人の考えや人となりを第3者目線でじっくり聞いていく『DEEP INTERVIEW』。Goldilocksは複数のプロジェクトを進める実験企業であり、プロジェクトごとに関わるスタッフも変わるギルド組織でもあります。今回はプロジェクトマネージャーの遠竹悠さんにお話を聞きました。

< 聞き手・写真:でんみちこ(Goldilocks PR)>

ー遠竹さん、どうぞよろしくお願いします!お名前の読み方は”とおたけ”さんだけど、ニックネームは”えんちく”さんなんですよね。最近日本橋にできたGoldilocksが運営する+NARUでも何度かお会いしましたよね。

遠竹:はい。みんなにえんちくと呼ばれています。前職が東京駅近くだったので、家もその近くがよくて日本橋の近くに住んでいます。なので+NARUにも自転車で来れますね。日本橋はコレドに行ったり天ぷら屋さんに行ったりといろいろ楽しんでいます。

ー前職では大手の人材紹介サービスの企業にいたと伺いましたが、どういう経緯で選択されたんですか?

遠竹:大学時代から人との出会いが人生を変えると思ってそれをテーマにして生きていたんですよね。というのも、大学入ってすぐに、当時付き合っていた彼女にフラれたことをきっかけに自分自身を変えようと、いろんな人に会いに行きました。学生団体をやっている方や社会人、議員や経営者に会い、自分自身人生が変わったなと思える出会いがいくつもありました。

そこで今度は逆に、自分自身が人に出会いを与えられる人間になろうと思い、学生団体を作ったり、イベントを開催したりするようになりました。
そうした中で前職に就職した理由は、自分自身が大事にしている「人との出会いが人生を変える」ということが人材系の企業で実現できると実感したのと、当時の新卒採用の人事の方に憧れて「自分もこんな人になりたい」と思った為です。中長期的に見ても、人口は減っていく中でも法人数は増えていく。人を採用するというのは、この先もずっとなくならないと思って将来的に役立つキャリアだと思って選びました。

ーフラれてからの跳ね返し力がすごいですね。笑 入社後はどんな仕事をされていたんですか?

遠竹:その会社には約8年在籍していましたが、複数の職種を経験させてもらいました。入社後はまず新卒採用の人事をやりまして、その後法人営業をし、そこからエンジニアになりました。というのも、営業をやっていた時にエンジニアの転職を支援する立場だったんですけど、お客さんからJavaやRubyができる人が欲しいとリクエストいただいたりするうちにエンジニアのニーズというか市場価値というのを理解していました。そこでエンジニアになろうという目的が初めからあったわけではないのですが、興味があったのでプログラミングの勉強を始めました。数学の問題を解くような感覚で、思った通りに描けることが楽しいと感じたんですよね。なので、その後社内転職制度を使ってエンジニアとして応募して採用してもらいました。面接官からは「しんどいと思うけど大丈夫?」と聞かれましたが、もうそこはポテンシャルと気合枠で入れてもらいました。笑

ーすごい突破力ですね。でも、人事と営業も違う仕事ですが、さらにエンジニアでプログラミングって全然違う職種じゃないですか。どうして選んだんですか?

遠竹:もともと自分でサービスを考えて作りたいと思っていたんですよね。中学時代からテスト予想問題を自分で手書きで作ってそれをコピーして友人に販売していましたし、大学でもさっき話したような活動をして人に喜んでもらえていたので、そういう自分が考えたことで喜んでもらえてお金をもらえるという経験があったからだと思います。なので、自分が場のデザインをして作り出す、手触りのある感覚がとても好きで。だからプログラミングも自分で考えて作ることができるから一度自分でもやってみたいと思ったんです。

ー中学生の頃から自発的に動かれていたんですね。どんなご家庭や学校環境で育ったんですか?

遠竹:僕は四人兄弟の長男で、父はとても強い人で母は僕に習い事をたくさんさせてくれる人でした。水泳に英語に野球とやりましたが、特に学業は学年の上位10%に入らないとダメ!と言われる環境でした。ので、勉強も頑張って学年トップ3には入っていましたね。今思うと神童だったと思います。笑 あと野球も副キャプテンをやって、ピアノも合唱コンクールの伴奏をいつもしていて、今思えば、あの頃の自分isナンバーワンの感覚が今の自分のベースになったかもしれないですね。

ーす、すごい。笑 こういう背景もあってえんちくさんからはとてもポジティブなエネルギーを感じるんですね。

遠竹:うまく行ったこともあったけど、学生時代や社会人になってから挫折をいろいろと経験できて、今となってはよかったなと思っています。挫折した時には落ち込んだりもしたけど、やり方を学ぶことができたし、新しい一歩を踏み出せるようになりました。それは外に目を向けることができたからだと思います。友人のサービスを手伝ったり、こうやってGoldilocksの仕事に関わらせてもらったりして、自分の”やりたい”を重視して動けるようになったことがとても自信になっています。うまくいかなかったらそれはそれだって割り切ることができるようになったし、通用する部分とできない部分が会社外に出たことでわかるようになりました。

あと、人からは頑固ってよく言われます。自分でもほんとそうだと思うんですけど、自分で考えたことは人から反対されてもやりたいって気持ちがとても強くて。試したい、実験したいと思います。

ー頑固かぁ。でもそれって芯があるとか、貫く力があるとかそういう表現もできますよね。とても素晴らしい強みのように感じます。

ーGoldilocksとの関係について聞かせてください。関わりのきっかけはなんですか?

遠竹:もともと4年ほど前にGoldilocks代表の川路さんがまだ三井不動産だった頃、日本橋浜町の名店の川治の予約をとっていて、そこに友人を介して誘ってもらったのが最初でした。その後はFacebookで繋がっていましたが直接のやりとりは全然なくて。でも川路さんが独立してGoldilocksを始めたのはFacebookの投稿を見て知っていて、そこからしばらくして人を募集しているという投稿を見て、連絡をしました。自分が前職の最後にはプロダクトマネジメントの仕事をしていたので、そのスキルが活かせそうだと感じました。自分のことを覚えてくれているかな?という多少の不安はありましたけど、ノリと勢いで連絡しました。笑

ーありますよね。飲み会で一度会って、その後連絡をとってないけどSNSで状況はわかってる的なゆるいつながり。笑 でも、川路さんはとてもえんちくさんに期待されている感じでしたよ。その辺はどう感じられていますか?

遠竹:川路さんには人との出会いを大事にしたいという思想が基本的にあるじゃないですか。僕も人と人が出会うことで新しいものが生まれると思っていて、そこが再会して話した時にとても共感できたな、と思ってるんです。ヴィジョンや考えがバチっとハマった感じ、フィーリングが合った感があります。だから僕にとっては不動産という領域は知見はないけど、なんかやってみたいと思えているんです。

あと、川路さんをみていると頑張らないとってむちゃくちゃ思うんですよね。長く勤めた大企業から独立して、自分のやりたいことに対して一歩踏み出している姿にすごい刺激を感じています。自分にとっては今の自分が一番若いから頑張るんだっておっしゃるんですよ。いやいや、そんなのを大先輩から言われちゃったら32歳の自分が今後どうしよう…なんて悩んでいる場合じゃないなって。ほんとすいませんでしたって気持ちになりました。笑
クヨクヨしてないで、もっと負けないように頑張らないとって。だから川路さんのこと、素敵だと思っていて、自分も力になりたいと思ってるんですよね。

ー・・・・・ いい話すぎてちょっと涙が出てきました。しばしお待ちください…。ううう…。でもほんとそうですよね。川路さんとにかく自分の足を使って動いてますよね。忙しくても面倒なことを率先してやるし、泥臭いこともやる。しかもいつも明るくてパワフルですよね。人が巻き込まれる理由がわかります。

ーGoldilocksはもっとこうしたらよくなる!と思うことはありますか?

3つありまして、まずはweb系のサービスも提供していく企業なので、内製のエンジニアを集めた開発組織をいずれ作ることができたらいいなと思いますね。何か状況が変わったり動いたりした時に、それに合ったシステムを組んだりエンジニアリングできるようなフットワーク軽くものづくりができる環境が作れるといいと思います。

2つめはもっとリアルな世界で体感、体験したいと思っています。関わる仕事はWebサービスの領域ですが、せっかく不動産系やシェアオフィス、地域創生などリアルなイベントも盛んにやられているので、実際に現物を見るとか、事例を聞くとかしたいです地域の活性化を目指すにあたってそれを解決する人たち自身がいろいろ体験していくのって大事なんじゃないかなって思っているので、自分自身ももっと体で感じたいという気持ちがありますね。

3つめは、もっとGoldilocksの存在が知れ渡って欲しい!と思います。というのも、川路さん自身にも各種進めているプロジェクトやサービスにもストーリーがあるし、いろんな人が協力してそれを作り上げているという体制もおもしろいと思うんですよね。
ストーリーを紡いでいくことでそんなやり方、生き方、暮らし方があるんだって世の中の人たちに気づいてもらえるきっかけを作れたらと思いますし、自分もその役割を担えたらいいなと思っています。

ーありがとうございます!本当にそうですよね。これまでの概念にしばられずに、私たちがより心地よくいられるための関係作りのためのサービスを作って、知って、使ってもらいたいですよね。そのためにGoldilocksのメンバー自身がさまざまなことを体験していくってのは大切なことだと思います。
えんちくさん、今日は本当にありがとうございました!

えんちくさんがプロダクトマネージャーとして関わっている人と人をつなげるシステムはまだ外部未発表ですが、そのうち発表できるようになったら具体的なお仕事についても伺っていきます!

遠竹悠さん プロフィール
1991年生まれ。プロダクトマネージャー。人材系の事業会社にて新卒採用人事、法人営業、エンジニア、新規事業やプロダクトマネジメントを経験。現在は、行政機関にてプロジェクトマネジメントを行う。GACKTと美術館とサウナが大好き。

こちらもどうぞ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?