アシンメトリーな日記 : 52日目
目の上のタンコブ
僕は昔からモテなかった。
世間のモテるとは、異性と付き合いキスしてセックスする。愛を語り合う。ということなのかな。(モテなかったので想像)
勿論それだけでは無く、恋人という存在によって心のゆとりを得たり、温もりを感じたり、人間としての経験値を積み重ねることが出来る。
人間は一人では生きられないし、生きてはいない。
僕の家庭には、婆ちゃんと母親の2人の女性がいたが、姉や妹は居なかった為か、男の目線でしか物事を語れない。
そこにきて、思春期や20代前半はモテないし、太っていたために、自分に自信が持てなかった。
トリプルパンチの人生は、アラフォーの僕を悩ませる目の上の大きな大きなタンコブとなっている。
僕は女心が分からない。
そして限度も分からない。
何回か既読スルー、未読スルーが続けばそれはNGという事だと感じてしまう。
心の中では、
「なんで何も言ってくれんのやろ?失礼だな。」とさえも感じる。
それなのに会うと気にかけているアピールで目線を何度も寄越してきたり、髪を何度も書き上げたり、耳を出してみたり。
モテてきてないからなのか、そんな事をされても何も感じない。
とにかく訳が分からない!笑
僕は20代の半分以上はアメリカで過ごしていたので、「YES」と「NO」と示してくれることに慣れている。
なんでも「YES」「NO」だと分かり易いし、変な事を勘繰らなくて余計なことを考え過ぎなくてもいい。
アメリカに居る女性は、相手への敬意も込めて「NO」と言ってくれるが、日本の女性は何も言ってくれない。
良い悪いじゃなくて、僕はそういう環境で生活していた経験が、今の自分の中で大きな存在になっている。
渡米する前の日本での生活はというと、昔もモテなかったから、開ける引き出しも持ち合わせてない。
どうすればいいのか。
前にサッカー日本代表の中田英寿氏がこんな事を言っていた。
「自分で考えてもどうしようもならない事は、考えないようにしている。」
憧れたサッカー選手に習って、今日も僕はモテない。
それではまた!