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面接で「部長ができます」と答えないために

こんにちは。へびそるです。
私は普段、エンジニアのキャリア支援をしています。
今日は「面接で『部長ができます』と答えないために」と題して綴りたいと思います。
画像の出典:OpenClipart-VectorsさんによるPixabayからの画像

こちら私の自己紹介です。お時間許す方は覗いていってくださるとうれしいです!

私は今年で45歳になります。ここ最近のnoteで、
「45歳からのキャリア戦略を考える」
「自分のキャリアを物語で語ってみる」
と、今後のキャリアについて語っています。


「部長ができます」、と答えないために

今後のキャリアをいろいろと考えている中で、ふと思うことがあります。
「果たして自分は何ができるのだろうか?」と。
よくある笑い話として、転職の面接で面接官から「何ができるのか?」という趣旨の質問をされて「部長ができます」と答えてしまう中高年の大手企業管理職経験者の話があります。
似た話は村上臣さんの「転職2.0」にも出てきました。

部長ができます。の何がダメなのか?
・部長という肩書の役割は各社によって異なるので、単に肩書を述べているだけで説明を放棄している
・部長という肩書への執着やプライドが透けて見える
こんなところかと。

では、私は何ができる人なのか。可能な限り言語化してみたいと思います。

製造業の大企業向け無形商材の法人営業

エンジニア人材派遣の法人営業を実質13年経験。製造業の大手企業の人事・技術部門の部課長クラスに、自社エンジニアの提案~検討~契約~契約更新~契約終了の一連のプロセスを、複数名の担当者のなかからキーマンや決裁者を見抜きながら実施。既存取引だけでなく新規取引も担当。時にはクレーム対応。
この経験から、大企業、特に製造業に対する無形商材の法人営業は即戦力として対応可能。

対人(エンジニア)支援

人材派遣におけるステークホルダーの派遣先(顧客)と派遣スタッフ(自社エンジニア)の両面型の担当として、営業担当時代は常時40~50名程度の自社正社員エンジニアを担当。拠点長としては所属社員100名超のキャリアの状態を面談を通じて把握。成長への促しといったキャリア支援だけでなく、仕事へ影響がある場合は派遣先での人間関係の悩みや家族の病気・育児・介護といった踏み込んだ内容にも相談に乗り、派遣先とエンジニアという2つのステークホルダーの間に立ち最適解を探る。
単なる表面上のスキルマッチングだけでなく、価値観・キャリア志向・性格・コンディションなどを加味したマッチングを実施。
この経験から、異なる立場のステークホルダーの間に立って、双方の事実・価値観を確認・尊重しながら落としどころを見極めていく業務には親和性が高いと思われる。

労務管理

所属拠点が所属社員の人事労務管理の責任を持つため、退職、休職、復職、36協定、有給休暇年5日などの管理を本社と連携しながら実施。とくに36協定管理やメンタル系疾患の社員の対応は数多く実施。
この経験から、企業の人事部の立場を自分事として理解したうえでチームマネジメントが可能。

営業チームマネジメント

営業課長1名と営業担当3~5名のチームマネジメントを実施。自社のミッション、ヴィジョン、拠点の歴史やポジションを理解したうえでの拠点戦略の策定、業績管理、トラブル対応、チームメンバーの目標設定評価、育成指導、エンジニアキーマンの発掘など。自社の方針を優先に置きながらも、メンバーの成長や能力開発の支援も重視。1on1ミーティングもその一環。
この経験から、5~10名程度のチームマネジメントには即戦力で対応可能。

エンジニア自己研鑽活動支援

100名超のエンジニアが所属する拠点で、取りまとめ役のエンジニアとともに技術力向上、ヒューマンスキル向上、交流といった各種目的の企画・集客・運営を実施。

成長のためのインプット/アウトプット習慣

製造業、人材業界、キャリアカウンセリング、コーチング、転職など興味を持った分野については本を購入しインプットする習慣がついている。過去1年で43冊を購入。
今年3月からはnoteでキャリア、エンジニア、人材業界、製造業などについてアウトプットする取り組みを開始。2000~4000字の記事を週1回発信中。
(現在22週連続投稿中)

成長のための人的ネットワーク構築

有料レベルのキャリアカウンセリングが提供できることを目的とするミートキャリアさんのキャリアサポーター・アカデミーを受講。受講期間3ヶ月終了後も同期や異なる期の受講生との繋がりを継続し、キャリア支援や人材業界界隈の情報交換を行っている。

こんな感じです。
実際の転職活動の場では「私には〇〇の経験があり、◇◇の成果をあげました。これは御社の△△に活かせると思います」と具体的にその企業ごとに落とし込んでいく必要がありますね。

こうして整理してみると、自分の強みは
異なる立場のステークホルダーの間に立って、双方の事実・価値観を確認・尊重しながら落としどころを見極めていく
・自分の成長のために継続的にインプット/アウトプットしていく
ところのような気がします。
これらは苦も無くできる感じです。
特に前者については「離見の見」を意識しています。
離見の見とは、能楽師の世阿弥の残した言葉です。

「我見(がけん)」は役者自身の視点。「離見(りけん)」は観客が見所(客席)から舞台を見る視点を指します。「離見の見(りけんのけん)」は役者が、観客の立場になって自分を見ること。客観的に俯瞰して全体を見る力です。世阿弥は、観客から自分がどう見られているかを意識しなさいと説いているわけですね。

引用 https://diamond.jp/articles/-/268943

日頃から
「自分が顧客の立場だったら、今の自分の言動をどう思うか」
「自分がエンジニアの立場だったら、今の自分のふるまいをどう感じるか」
を意識して仕事をしています。
これは、顧客とエンジニアというステークホルダーの顔が見える距離で仕事ができたからこそ体感できたことだと思います。

自分の強みをどう表現するか?を磨き上げて、45歳以降のキャリアに果敢にチャレンジしていきます!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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