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45歳定年説を考える

こんにちは。へびそるです。
今後のキャリアに絶賛葛藤中の40代です。
今日は「45歳定年説を考える」と称して綴ります。
こちら私の自己紹介です。お時間許す方は覗いていってくださるとうれしいです!
画像の出典:Wolfgang WeiserさんによるPixabayからの画像

最近こんな本を読んでいます。
「LIFE WORK DESIGN 岡本祥治著」。
著者の岡本さんは、独立プロフェッショナル人材のためのマッチングプラットフォームである株式会社みらいワークスの創業者です。

そのなかでこんなくだりがあります。
「45歳定年」の時代を味方につける
これは2021年9月に当時のサントリーホールディングスの新浪剛史社長が、経済同友会のセミナーで「日本が三流国に落ちる前に、45歳定年制の導入を」と発言したことに端を発したものです。
世の中の反響が大きく、新浪社長も「定年や首切りをするということではない」と釈明に追い込まれています。

岡本さんは、この話を受けて次のように綴っています。

しかしこの言葉は、非常に誠実、かつ真っ当に、日本の雇用状態の現実を表した言葉だと私自身は感じました。そして、「いよいよ本音が出たな」とも。
実際に、私が大企業の経営者や人事部の方にお話をうかがうと、「45~50歳以上の社員は、辞めてもらっても構わない」と発言される方が、正直とても多いのです。理由はシンプル。その年齢になると、出世争いは終わっていて、残された大半の人に十分なポジションを用意することは難しいから。会社にとっては、もはや"要らない人”あるいは”コスパが悪い人”になっているのです。

引用 「LIFE WORK DESIGN 岡本祥治著」p42

ちなみになぜ45歳?という疑問に対しては、岡本さんはこう答えています。

たしかに45歳になったからといって、その瞬間に急に老け込んだり、体力やパフォーマンスがガクンと落ちたりするわけではありません。「まだまだ会社に貢献できる」「そんな年齢で企業から見限られるなんて悔しい」という人もいるでしょう。
これは私個人の見解ですが、「45歳」という年齢は、逆の見方をすると、まだ「若さ」がある年齢だからと考えられないでしょうか。もちろん個人差はありますが「45歳」という年齢はまだまだ体力も気力もあるし、新しいことへの柔軟さもあります。しかも社会経験もある程度積んできているので、周囲からすれば安心感もある。世の中の転職市場もまだ閉じておらず、異ジャンルへ転職できる可能性が残っている。そんな状態がだいたい「45歳」くらいなのです。

引用 「LIFE WORK DESIGN 岡本祥治著」p44

私、いままさに45歳ど真ん中です。
偶然にも、新たなチャレンジをしようと転職活動中です。
なので、「45歳なら、まだギリギリ間に合うよな。50歳だと正直厳しい」と妙に腹落ちします。

いっぽう、気づかされたこともあります。
それは「転職をしたとしても、結局60歳以降どう自分が生きるかの解決策にはなっていない」ということ。
そう、転職をしたとしても、定年はだいたいどの企業も60歳。
だから、60歳以降を見越して転職をしない限り、現職で働き続けるのと何も変わらない。
まして、現職と同じ職種・同じ業種であればなおさら変わらない。

人生80歳まで働くとして60歳から何をするのか。
そのための準備期間として45歳から何をするのか。
そこを考えていかないと、転職しても、とりあえず15年働くだけの目的の転職になってしまい、60歳なった瞬間に路頭に迷うことになりかねません。

ではどうするのか。大きく2つあります。
①転職してもしなくても、本業以外に副業を始めることで、60歳以降の準備を進める。
②60歳以降を見越して、足りないスキルや経験を補うために転職する。

①が現実的だと思っています。
「じゃあ副業やるか」といってすぐに思い付くものは正直ありません。
転職しても現職継続でも、自分が本当にやりたいことや得意なことを探して副業に結びつけていくことで、一歩前進できるはずです。

②は、明確にいま「60歳以降これをやりたいから、これをいまやらないと」というものがありません。後付け的には言えるかもしれませんが・・・

転職活動がたとえどうなろうとも、60歳以降、まだ15年は働くのですから、小さなことは気にせずに進めていきます!
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!


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