見出し画像

kataomoi

かたおもい、
と入力したら「片思いフォロー」
という言葉が5番目にあって。
なるほど、こんな言葉があるのかと。
見入りました。

私は「いいな」と思う友だちに出会うと、
嬉しくなってしまう性分で
「好きだ」と伝えたくなる。
これはもちろん恋愛感情の
「好き」ではなくて、
あなたの存在まるごとに感謝します、の意。

…ちなみに、学生時代の恋愛において、
そんな素直さがあれば良かったけれど、
こちらに関してはそうとはいかず。
頑なに心も口も閉ざしていました。
告白ってしてみたかったなあ、などと、
今になってちょっとだけ思ったりします。
ふられたって、思いは告げてみたかった。
中学の時、ずっと好きだったひとに…

さて!
このnoteにおいても、文章を読んで
「いいなあ!」と思うかたがいて、
(その表現が)好きです、
と何度か伝えたことがありました。
コメント欄で。
でも、伝えると、
しばらくたつといなくなってしまう。
アカウントごといなくなってしまって。
さみしく、残念に思っています。

今朝私は、
「あなたの文章に出会った時から好きです」
と入力しかけたけど、
やめとくことにしました。
いなくなってしまったらいやだなと思って。
たくさん、たくさん
あなたの言葉を読ませてもらいたいから。

そうそう。
先日、ノックアウトされた話を。
この銀色さんの文章。

 自分を好きでいてくれて慕ってくれるのだが、なぜか時々その人の話す言葉で気が滅入ることがある。
 悪いことではなくいいことを言ってくれているのになぜだろう…と不思議に思い、考えた。その人の持つ考え方の檻、あまりの平凡さに、力がそがれ、気が滅入るのだ。平凡さというか、常識的なんだけどあまりに無意識、夢遊病者のような。本当に自分の頭でそう考えているのか?と聞いてみたくなる。
 そんな風に感じるなんて、これが人と人との相性というものなのかなとも思う。
 で、対処法は、「距離を置く」。たまにしか合わないのであれば、会う前に心構えができる。

『魂のままに生きれば、
今日やることは今日わかる』
つれづれノート㊵ 銀色夏生 角川文庫
2021年2月1日(月)より

このページばかりを何度も読み、
次にすすめません。きっと期限が来て、
そのまま図書館に返すことでしょう。
こんな気持ちを書いてくれるのも、
すごくおもしろい。

けれど、きっと。
私の思いは「文章ともだち」にとって、
こうであったのかもしれない。
こうであったのだ、と思ったりします。
やっぱりかなしいなあ。
けれど、仕方ないね。

片思い。