見出し画像

誰かの文章を読み続けるということ

「○○さんね、ポリープができて。
それをとるために入院してるんだって」
と母が教えてくれた。

まるでお友だちかのように、
教えてくれるけれど。
この方、母とは面識のないブログのひと。
何か検索していた時に、
このブログに出会ったらしい。

同郷のひとで、暮らしをたのしむ様子が
母にはたまらなく良かったようだ。
花が好きで、
料理が好きで、
自然な明るい雰囲気が
ブログから伝わってくる。
とにかく「好き」ってことが伝わってくる。

母は(わざわざ)「見てみて」
と姉私母のLINEグループに
良かった記事を共有してくれる。
きれいな紅茶茶碗の写真とか、
これでもか!というほどの
育てている花、花、花の写真とか。
…送られてきても見ない時もあるけれど。
母が良い、というのは分かる。
写真もとても美しい。
姉はちゃんと「いいねえ」とか
いつもコメントしてる。

その方は女性だと思っていたら、
ある日男性だということが分かった。
こんな風に暮らしを楽しむひとが
いるんだね!と母と一緒に驚いた。
男性(60代後半)だったことも、
母にとってはまた良かったらしい。
同じ女性として比べられないところが、
良かったんじゃないかと
私は勝手に思っている。

生きていれば、
どうしたっていろいろある。
そんな時に読みたい(ながめたい)もの
があるって、本当に有り難いなあと思う。
有り難い。

朝、考え事をしていて、
心素直に生きたいなあ、と思った。
それはやっぱり「好き」なことを
大事にする、ってことだと思う。

この母の好きなブログのひとは、
心素直に生きているように感じる。
好きに忠実に生きているような。
だから、明るさみたいなものが
伝わってくるのだろうな。
そこが、母は好きなのだろう。

母はやはり、いろいろと
気づかせてくれる。
私も心にある「好き」を大事にしたい。

思わず、○○さんのブログをひらく。
無事退院されたとのこと。
良かった、良かった。
短い言葉と写真なんだけど、
たしかに、なんだかおもしろい。
いつから始めたのかと思ったら、
2005年からだそう。これはすごいや。
私も母とともに、読者になりそうだ。
読ませてもらおう。
母と○○さんトークをしよう。

○○さん、ありがとう😊