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介護業界の待遇アップは現実味を帯びるか?- 給与進化論!介護士に待望の昇給が訪れる日は来るのか-

こんにちは、ゴールデンケア稲毛の金野です。

ゴールデンケア稲毛は介護職の給与、環境改善を行い「介護人材不足解消」をミッションとしている会社です。

今回はゴールデンケアで実施する賃上げについて背景や介護業界全体の賃上げについて書いていきたいと思います。

この記事は、

「ゴールデンケアってどんな会社?」
「なぜ介護職は給料低いの?」
「世間は物価上昇に伴って賃上げしているけどうちの会社は何故ないの?」

など思っている方に向けて書いています。



世の中は賃上げラッシュ

最近では、物価上昇に伴い消費者の生活が圧迫され政府の賃上要請にこたえる様に企業の賃上げニュースが流れています。

ユニクロ「初任給30万円」

JR東日本、初任給引き上げ 一律8千円、3~5%増

オリエンタルランド7%賃上げ


なぜ賃上げができるのか?

企業が賃上げができる理由の一つは商品(サービス)の値上げです。

従業員の給与を上げると人件費が上がり、利益が減り赤字になる可能性もあるのでその分、商品を値上げして利益を確保するという方法です。

現にユニクロ、JRなどは賃上げとほぼ同時時期に商品の値上げを発表しています。


介護業界では賃上げは起こるのか?

前述した通り、賃上げには「商品の値上げ」が大きく影響しています。

しかし、介護保険上で運営されている介護業界ではサービスの金額が決められていて企業の判断で値上げする事が出来ません。

よって、「物価上昇しているので、うちもサービス料金を1割値上げ従業員の給与アップに繋げよう!」とはならないのです。

結論、サービス価格を変更できない、ほとんどの事業所が余裕の無い中小企業という理由から、介護業界では介護報酬賃上げは起こりにくいでしょう。


ゴールデンケア稲毛賃上げ実施(1年ぶり2度目)

ゴールデンケア稲毛では2月から全従業員対象の賃上げを実施します。

ゴールデンケア「労働環境改善」の取り組み

・2022.2 全従業員賃上実施(正社員:1万円、パート:50円)

・2022.5 有給休暇入社時付与

・2022.6 介護休暇手当新設(有給)

・2022.8 皆勤手当新設(月給1万、半期毎5万)

・2023.2 物価上昇対応賃上実施(正社員:5千円、パート:25円)NEW 

2022.2月に行った賃上げの財源は、国から出た処遇改善補助金(現:ベースアップ等支援加算)です。

国が介護職の賃金を上げる為にサービス価格を上げてくれたので、その財源によって多くの事業所が賃上げする事が出来ています。

しかし、現在(23年2月)介護報酬が上がる事は発表されていません。

なので今回のゴールデンケア賃上げの財源は生産性向上によるものです。

簡単にいえば、一人当たりの訪問件数や提供時間が増えて売上増加、その分を給与に反映するという事です。

ゴールデンケアは1年前、従業員の欠勤や遅刻早退が大きな課題としてあり一人当たりの訪問回数、提供時間が安定せずに不安定な状況でした。

あれから1年間「勤怠」を最重要課題に位置付け改善に取り組みました。
その結果欠勤、遅刻早退は大幅に減少し安定する様になってきました。

22年8月、1ヶ月無遅刻無欠席だった従業員には1万円付与される「皆勤手当」を新設し今では大半の従業員が毎月受け取っています。

現在の介護保険の制度では介護報酬が上がらなければ大幅な給与改善は難しいですが、生産性を上げる事でも給与を上げる事は可能です。

ゴールデンケアでは事業者側に出来る改善を続けていき、介護職の「賃金・環境」改善を行い、介護職を増やす事によって一人でも多くのお客様にサービスを届けられる社会を目指します。


ゴールデンケアでは一緒に働く仲間を募集しています!
お気軽に連絡ください!(※ご応募はホームページよりお願いします!)

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