人は大地震で何を学んだか
いつもの日常漫画の後で申し訳ないのですが、今回の内容は割と説教臭いお話になります。地震でプラモが落ちて泣きながら整理したのは確かなんですけどね……。
本日大きな地震がありました。私は震源地からかなり近い場所に住んでいて、発生から五分後には津波が到着するという警報も出ておりました。
大きな揺れの後、外ではけたたましいサイレンが鳴り響いています。津波がくるという放送も流れていて、多くの人が避難しておりました。
私はタイミングよく外にいたので、すぐに店に駆け込んで「津波が来るから逃げてください」と言ってお客様を店外に避難させ、従業員にも今すぐ逃げるように言いました。一メートルの津波がくるという避難警報がでていますからね。
出来れば店内には戻りたくなかったのですが、そういたのには理由がありまして……
驚く事に従業員さんは普通に品出しをしていて、お客様も買い物を続けていたのです。慌てて閉店にしたのですが、一部のお客様からは外から「開けて」という旨のジェスチャーをされました。
近くの飲食店や本屋さんでも、半分くらいの人は逃げることなく買い物を続けています。私はその状況が信じられませんでした。
あれほど大地震の時に凄惨なニュースが毎日放送されていたのに、この人たちはその状況になってもなお、避難より日常を送る事を優先しているのです。
安全が確保されているのなら分かります。しかし店内に物は散らばっておりますし、実際問題『逃げてください』という旨の警報が出ているのです。
残念ながら、これは去年の台風の時もそうでした。すでに危険が起こっている警戒レベル5の状態で、買い物に来るお客様が何人もいました。もちろんお店は閉めています。
そんな中で、営業を続けていたお店がかつてないほどの売り上げをあげ、それを讃えていたのが本当に信じられません。警報レベル5は『命が危険』とされるものです。大きなものが飛ばされ、浸水の危険すらある中で避難するならともかく、なぜ外に出るのか……。
大抵の失敗は取り戻せますが、命に係わる失敗は取り戻すことができません。大きな災害のたびにそれを教えられているのに、結局は画面の向こうの話。対岸の火事としか思っていないのです。今回の出来事で、それを思い知らされました。
今日起こった地震は、巨大地震へつながるものともされています。はたして、また大きな地震が起こった時、人々は適切な対応を取ることができるのか。私は今の職場を離れる身なので、職場の状況を見て恐ろしくなった次第です。
今でも余震は続いています。皆様もお気をつけて、地震があったらまずは命を守る事を優先して動いて下さい。あなた自身を一番大切にできるのは、やはりあなた自身です。
それでは本日も素晴らしい出来事をありがとうございました!! ここまで読んでくださり感謝です!! 明日も素敵な一日になります!!
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