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【新型肺炎】上海が戦場になる理由・・・現地・専門家の見解

本日は上海のいわたんさんの動画を紹介します。
伝染病専門家の講演が2月8日に上海で行われました。
その録音音声を紹介している動画です(講演の前半部分)。

いわたんさんは上海の理容師店で店長をされています。
普段は中国語や上海の情報などの動画を配信されているようです。
ブログもあるので興味がある方はご覧ください。
上海の日本人理容師店長ブログ

いわたんさんによると、「武漢(湖北省)と温州(浙江省)」は封鎖されたと上海でも報道されたそうです。
この2つの地域は、日本でも入国禁止の措置が取られている場所です。
また、いわたんさんによると30都市以上で移動制限が行われているそうです。

動画の内容
2月8日時点では上海には3つの強みがある。
①上海を出て里帰りしている人が多く、900万人程度しかおらず都市はガラガラである。
②上海の人は慎重で怖がり、多くの人が注意深い。
③医療物資が豊富で、医療体制が非常に充実している。

しかし、この強みが間もなく変化して、上海が戦場になる

2月10日に休日が終わり、仕事が再開される。
つまり、多くの人が仕事が再開されるであろう2月10日~12日に上海に戻り、都市が人でいっぱいになる。
上海の人口は普段は2500万人だが、肺炎の影響もあり2200万人程になると予測される。
1300万人が増えるので予防や統制が難しくなり、①の強みが減少する。
また医療の資源配分が55%下がるため、③の強みも減少する。
当然、上海以外の人が多く戻るので、②の強みも減る。
すなわち、上海の強みがすべて弱くなる。

他の都市は春節前に人々を受け入れたが、上海はこれから人々を受け入れなくてはならない。
上海はウィルスと戦う段階に入った。

以上になります。

現状の上海ですが、2月13日時点(午前)で・・・

感染者:313
死者:1
回復:57

となり、落ち着いています。
ただ、気になる情報として2月13日になり、全体の感染者が14840人増、死者が242人増に急増しました。
中国が診断方法やカウント法を改訂した背景があるようです。
これにより、感染者数は全体で6万人に増えました。
参考:【新型肺炎】湖北省で感染者数と死者数が一気急増 日本の新型肺炎予防策が見落としていること

他の都市で感染を封じ込められるかは、新型肺炎の今後に関してとても重要な要素なので、これからも調べていきたいと思っています。

歴史は戦国時代、三国志、太平洋戦争に興味があり、今は現代の政治の在り方に疑問を持ちます。サポートいただいた場合は、本などを購入して、少しでも有用な何かをお伝えできるよう努めたいと思います。ご支援よろしくお願いいたします。