飲食店にまつわる怖い話「呪いの館」
真冬の怖い話。
⚫︎呪いの館
極哩は
カウンター5席
テーブル2席
の狭いお店。
もちろんたくさんの人に
食べてもらいたいし、来てくれる人を
選ぶような真似もしたくない。
というか、それは注意書きだらけの
呪いの館みたくなると思うから、
極力、そういう注意書きを
お店の中にする。
というのは避けて来ました。
が、、、、
しかし、残念ながら世の中の常識というものが全く通用しない方も中にはいて、
「え?嘘でしょ?」
ってことが1週間に一回は
起きます。
色々なやり方、商売の方法ってあるけど、
よくある
・お店独自のルール
みたいなものがたくさんあるお店は
人間マゾ気質な部分って必ず誰しもがあって、普通に考えれば
食べて帰る。
ということが通常の食事なのですが、
そこに
⚫︎⚫︎禁止
⚫︎⚫︎お断り
⚫︎⚫︎禁止
というルールがたくさんあるお店って
普通に食べて
美味しかった‼️
にプラスで
俺はルールを守った‼️
という達成感や
守れなくて追い出される人を見たり聞いたりした時に
誰もが大なり小なり小学校の時とか経験あると思うんだけど、
わかりやすく例えると
「俺は怒られなくてよかった」
「あいつなんでこんなこと守れないんだろ?」
「いぇーい俺はあいつより上だぜ‼️」
「怒られてバカみたいだ‼️」
みたいな優越感を感じたことってあると思う。
正直、俺はあるよ。大した人間ではないからな。
美味しいにプラスで
そういう部分を満たせるから
そういうのが人気に繋がってたりすんのかな?
人間の性質わかっててすごいやり方だなぁ
って思ってたのよ。
ちなみに俺は無理☺️
うん。
全力で無理。
なんか
ホラァ美味しいの食べたいだろぉ〜
じゃあ言うこと聞け〜
みたいな感じにも受け取れるから
そんなん偉そうにされるなら
別に食わんでいいわ
って考えちゃうから。
でも、いろんなお店のやり方ってあるし、
それはビジネスだからさ。
そういうところが嫌なら行かなきゃいいだけ。
の話なのね。
めーっちゃ前置き長くなってしまったけど、そういうお店がどうこうの話ではないの。
大体、そういうお店は貼り紙とかで注意書き
たくさんしてあるじゃん。
昔、地元に山本家って心霊スポットあってさ。
廃墟なんだけどお札だらけでさ。
なんかそういうの思い出すから
あれしなさい
これしなさい
ってたくさん書いてあるお店は
「呪いの館」みてえだなぁってずっと思ってて、俺は絶対自分のお店で
そういうのは嫌だなぁって思ってたんだけど、
今日、2名できた50〜60位の男女がさ
入店した時は2席のテーブルも埋まってて
カウンターあ一番奥が埋まってたから
カウンター逆サイドに2人座ってもらったのね。
オーダー取って、なんなら
ん〜せっかくだから3種盛りで‼️
なんて話までしてて
少しでも早く出してあげたいからすぐ作るのね。
んで盛り付けしてる間にカウンターの
空いてた2席に2名さまが来て通したの。
もう、そこしか空いてないんだから。
んで、新しく来た2名様もはじめてだっていうから説明してたのね。
もちろん作りながらの説明になるけど
申し訳ありません。って言って既に受けた
注文の盛り付けしながらさ。
そしたらよ。。。。
カウンターに案内した50〜60の男女いきなり立ち上がって。
「こんな窮屈なお店だと思ってなかったので帰ります。」
って立ち上がったのね。
ご飯を盛り終わった段階で。
ルーはまだ盛り付けてないけど、
極哩の盛り付けってちょっと手間なのね。
毎月レタスが高くて3店舗とかやると多い時は
月に10万近くレタス代だけでかかる時もある。
そのほかにも出来るだけ暖かい状態で
提供したいから、ご飯とルーをかけるのは最後にしてて、アチャールだかチャトニだかわからんけど副菜を先に盛り付けてさ。
そこまで終わって突然帰るって
こっちも何が起こったかと思うから
「どうかされましたか?」
って聞いたら、
「私も彼も隣に人がいたり窮屈な狭い店は苦手なんです。まだテーブルに料理来てないから
お代も要らないわよね」
って
止める間も無く帰って行ったのよ。
もうそこにいたお客様含めて
ポッカーン
ってなってさ。
隣座った人は
私が座ったせいで、、、
みたくなるし、
俺は追いかけて頭の上に作り途中だった
皿叩きつけて撲ノ殺してやりたい気持ちを
抑えてさ。
そもそも、狭いって言うなら
店の中入った時に気がつくだろ?
ここまで酷いのはなかなかないけど
話し出したらキリがない。
最近痺れたのは、
お店全部で10席ないくらいの店内に
3人で来て注文を取りに行ったら
カレーは一つで
チャイを1つください。
3名で
カレー1つとチャイ一杯ぞ?
もう1人なんて
「私さっきジュース飲んだから水でいい。」
なんて言われてさ。
本当に食べたい人が困るから、
うちはカフェとかじゃないので
1人一皿は頼んでいただきたいんですけど。。。。
って仕事だし下手に出て言うとさ。
「そんなんどっかに書いてます???」
とか言うんだよ。
グレはじめた中学生が先生とかに言うやつだろソレ。
まぁ〜5.6年前ならおでこに
一人一皿
って油性マジックで書いて1人5皿は食うまで帰さねえくらいやるだろうけど、
今はカレー屋さんだし、いい歳だからな。
「坂の下にスタバあるのでそちらか
ネットカフェにドーゾ」
くらいしか言えない。
でも、そんなことって
普通の人ならしないんだ。
ズレてることに気がつかない人が
自覚なく周りに迷惑かけてる。
んで、すげぇ思ったんだけど、
ワンオペでお店切り盛りするって
大変なんだよね。
だから、普通ならあり得ないことを
注意している時間も勿体無いし、
他で待ってる人に迷惑かかるだろ。
注意書きのお札だらけの店ってさ
それ作ったのは
多分、その店の店主のコミュ障具合も
関係あると思うけど
そういう一部の
⚫︎お客様は神様系モンスター
に責任あるんじゃないかって。
ふと思ったのよ。
そして、
そこでそういうお札が増えてってさ
気がつくとそのお札の力で生まれるんだよ。
⚫︎お店で食べさせてあげてるモンスター
がよ。
考えてみたら、頑固店主とか⚫︎⚫︎店主
みたいな人も自分でお店やるにあたって最初から
「俺は注意書きだらけのめんどくさいお店を
作るんだ‼️」
なんて意気込んでやるやつはいないと思うんだ。
もうそれはサイコパスすぎるだろ?
夢と希望を持って始めたお店がさ
そういう一部の常識のないモンスターに
少しずつダメージを食らってさ
それでも続けていきたいから
自分がそれ以上のモンスターになるしかないんだ。
人に裏切られるのと似てて、
「もう人間なんて信用しない‼️」
みたいに
「もう誰がモンスターかわからないから
愛想よくしない‼️」
って関わるのが面倒になったんだろうな。
俺は人間って生き物は面白いと思うから
裏切られても自分で遮断して関わらないより
自分に害がないように常に防御線は張りつつも
色んな人と関わっていきたいと思ってる。
だってつまんねーじゃん。
いくら並ぼうがたくさんの人に来てもらおうが
その店を好きと通う人ができた時点で
もう信者確定みたいなもんだと
意見言ってくる奴もいないだろうし、
まぁ、金にはなるのかもしれないけど。
そうなると誇れるもんが売り上げだけに
なっちまってさ。
黙ってても金入ってくる宗教団体みたいなもんだろそれじゃ。
そういう確変入った店はお札の数だけ
札束が入ってくるから
変なお客様が嫌で防ぐためのお札貼って
そしたらそれで信者が増えて
もっとたくさんの人が来て、
その中にはやっぱり面白い常識のない奴が
母数が増える分増えるから
またお札貼ってを繰り返すから
どっちにせよ「呪いの館」になっちまうんだ。
だから、
極哩を呪いの館にはしないでくれよ。
俺も気をつけてお札は出来る限り使わないで
戦っていくよ。
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