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いま、この人に聞きたい
なんでおれにあんなことができたかって?
そりゃおれが偉大だからだろ。
……いや、そんなこと言ってしまっちゃ話が終わってしまうか。
すまんすまん。
正直なところ、生まれたときから他の人とは違うって思ってた。
特別な存在。
オンリーワンってやつ?
いつかでかいことをやって歴史に名を残すんだとも思ってたよ。
人々がおれのことを語り継ぐんだろうなとも。
これで何もできなかったらただの勘違い野郎だな(笑)
家族について?
実はおれ、両親いないんだ。
だからばあさんとじいさんに育てられた。
なんで自分に両親がいないんだろうと不思議に思ったこともあるが、それは絶対言わなかった。そんなこと言ったらばあさんたち悲しむだろ?
本当にばあさんたちには感謝してる。
ばあさんの助けがなかったら、おれは成功しなかったと思う。
意外?
いや、おれだってそういう面はあるよ。
仲間について?
あいつらもよくやってくれたよ。
こんなおれなんかのためにさ。
ホント命がけでがんばってくれて、ありがたいよ。
マジで感謝してる。
最初は正直、なかなか話合わないなとも思ってたけど、なんだかんだで上手くやってこれたし。頼もしいやつらだよ。
最後に一言?
人間誰しもやればできるもんだ。
生まれだとか才能だとか、そんなものは二の次。
やるかやらないか。
これが大きな差になる。
お前らもがんばって、おれみたいにビッグになれよ。
って、こんな感じかな。
うん、了解。
じゃ今日はありがとう。
以上、今回のインタビューの相手は鬼退治という偉業を果たした桃太郎さんでした。
では、次回をお楽しみに!
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