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143人/8039~548日目

 都内新規感染143人/8039、木曜で今年最少。6日連続で200人を下回る。都基準重症者70人(-7)、死亡19人(累計2994)
 都は医療体制に関する4段階の警戒レベルを最高度から1段階引き下げ。6651床確保の感染者用の病床は4千床に縮小

 東京地検特捜部、日大理事ら2人を付属病院の建て替え工事巡り、背任容疑で逮捕 

MINAMATAの後の夢から

 他人の仕事を批判すると、それが自分に返ってくる。

 表現することは自他を傷つける行為で戦うんだ(生きること自体が自他を傷つけること)と昨日酔っぱらって書き込んだら、夢を見た。
 何かを表現しようとして、多分仕事で、何か政党的な大きな権力のようなものと戦って非常に苦しくて怖くなり、最後は家に帰るも、そこに「私は〇〇〇〇だ」と知り合いの名前を騙って(自分の脳内では知り合いの名前なのだが、夢の中では某有名人の名前を連呼している)訪ねてくるのを、必死に「偽物!」と叫んで追い返す。しかし、追い返しながら、あいつは偽物なのか?大きな権力らしきものと戦って自分の身は安全なのか、と恐怖を感じ始めるあたりで、目が覚めた。ほっとした。

 そこで、目をそらそうとした自分に気づく。水俣病患者や原爆症患者の姿から目をそらそうとした自分。
 組織に属してやっと仕事ができた自分。それが大半と自分を慰め、ごまかす。弱い。

人を相手にする仕事、人前に出る仕事

 人間を相手にしない仕事を極めれば楽だったか。それはそれで閉じられた、狂わんばかりの世界もあろう。日本では理系、とくくられる世界。医学はともかく医者は人間を相手にするので違う。
 演劇のことを時々書くが、人前で顔や体をさらす、とは、そうしなければ仕事できない、生きていけない世界にいるから、できるのか。お仕事だから。顔が売れないと食べていけないから。それが快感イコール仕事になっている人には天職だが、そうでない人は苦痛かもしれない。ただ「仕事」なら選べる?辞めることもできる。政治家も然り。

「決して逃げなかった」ぐさぐさぐさっ

 とは別に、MINAMATAのパンフ(880円)見直したうえでの新たな「発見」。
 ユージン・スミスとアイリーンは結婚後離婚して周知の事実なのに、なぜエンドロールでは「結婚した」としか書かず、離婚のこと書かなかったんだろう。
 ユージンは「決して逃げなかった」⇒逃げてばかりの自分にぐさぐさぐさっと。

真田広之さんをなぜ使ったか

 (水俣の現場を取材していた元テレビ屋さんの、地元活動家を演じた)真田(広之)さんではハンサム過ぎる……そうそう、そうだよね!地元活動家のイメージと違うぞ。もとの川本さんという方は「もっとゴツゴツしていて、こころも剝き出しで、弱点も丸出しの人ではなかったか」という。
 プロダクションノートによると、製作のサム・サルカールについて
 「活動家のリーダー役にサルカールは長年ファンだった真田広之を考えていた」と始まり「彼は当時の活動家の一人に非常によく似ていた。しかし、この映画のリーダーは複数の実在の人物を合体させたものなんだ」
 真田は「映画オリジナルのキャラクターを自分なりに作り上げたい」

 つまり、モデルとされる川本さんと、真田はイコールである必要はない。

 ……でも、サルカールのおそらく少数の「日本人俳優候補」から選ばれたのは間違いなさそうだし、何より、やはり、日本人的には真田広之はカッコよすぎる!ような。。

 そして、水俣病は、石牟礼道子の『苦界浄土』。さあ、ちゃんと読まなければ。今更だが。

協調と安全と治験と偽薬

 あと覚え書き
・真鍋叔郎さんの「日本は協調の社会でそこにいては自分の能力は伸ばせなかった」などの発言だが、そう、日本は協調社会。そして、治安がいい。自分のことは自分で守らなくても社会(政府、警察)がなんとかしてくれる。それが、個人の「出る杭」を抑えているのかもしれないが、杭が出まくりの世界はおそらく安全ではなく、自衛手段、時には相手を攻撃する手段を持って生きていく必要があるのではないか。
・メルク社のコロナ対応飲み薬の「治験」で、プラセボ(偽薬)の方は何人か亡くなっている。治験を済んだ薬を欲しがる自分だが、その陰で亡くなられていく人がいる。みんな、確率の中のひとり(でも、多分、「上級国民」は治験の対象にはならなそうだが。。)

 皆さまのご健康を。


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