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「先生、人の心取り戻してください」と言われたことありますか?

…私はあります(笑)。

高等専修学校で授業をしている時、理由は書きませんが、静かに泣いている生徒がいました。

私は授業することが最も大切な価値だと思っていたので、一人の生徒のために授業を止めるのはダメだろうという意識で授業を進めていました。
大学の講義中に同じようなことがあったら、何も考えなかったと思います。
 
 
すると、ある生徒から
「先生、〇〇さん泣いてるし、職員室連れて行ってあげたほうがいいんちゃいますか?」と話しかけてくれました。

私は上記のような価値観でしたから、
「そうなん?落ち着くまでそっとしておいてあげようよ。授業聞いてもらってるほうが、良いと思うし」と返すと、

「先生!人の心取り戻してください。泣いてる時は気持ち落ち着かせるまで、職員室や別室に連れていくのが普通ですよ」と言われました。

そうなのか!

人の心、取り戻しました(笑)。

上記のやり取りを聞いていて気を遣ったのか、当該生徒に希望を尋ねると、「このままいる」ということだったので、結果的には同じ空間で授業を受けてもらうことになったのですが、配慮することを態度・行動で示す、それも恩着せがましくなくできることって大事だなと思いました。

特に高等専修学校では不登校やいじめ等の経験のある生徒が多く在籍していると言われてますので、色んな展開を想像しながら関わるべきだったと思います。
 

こういうのを自然にできている学校の先生は本当に尊敬します。

今日は短いですが、以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

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