見出し画像

やりたいことへの向き合い方(先輩からの印象に残っているアドバイス)

私は転職を複数回しています。
個別指導塾の教室長、地域包括支援センターの職員、高等専修学校の講師、大学の教員などといった感じです。

文字通りの職を変えるという意味で「転職」で、同じ職で職場を変える「転社」経験は大学教員だけです。

職を変えることは勇気がいります。それまでの職の経験が次に活かせるとは限りませんので。

それでもやりたいことにチャレンジする(いや、格好つけずに言うと「この職場が嫌だから、辞めたい」というケースもありました)。


地域包括支援センターをやめる時は本当に迷いました。 
学習塾では会社から全く評価されなかったけれど、法人や他機関からも「私を必要としてくれている」という実感を持つことができたからです。

でも、もともと教育職になりたかったので、そちらにウェイトを置く活動がしたいと思うようになっていました。

そんな時に、大学の先輩とお会いする機会がありました。

正確にいうと、大学時代は直接の面識はなく、卒業して働き始めて知り合った方です。

でもそういう共通点があると、話しやすいし、実際に頼りになる先輩です。

そこで、
「私、包括やめてチャレンジしたいことがあるんです」と言ってみました。


すると、先輩から素敵な返答が。

「テリー君、やりたいことなんて、鉛筆書きで良いんだよ。やってみて、他にやりたいことがあれば、消して書き換えればいいねん」

と。初めから全てのことが見えているわけではない。
そして、やりたいと思って目指してみると違和感を感じることもある。
その時はまた修正すればいい。

凄く気持ちが楽になり、お陰様で前に進むことができました。
これはクライエントの自己決定にも繋がる話かと思いました。


ブトゥリムと言う方が「ソーシャルワークの3つの価値前提」として、
①人間尊重
②人間の社会性
変化の可能性
を上げていますが、この「変化の可能性」というところに通じます。

その内容について、一度自己決定したからと言って、それが永続するとは限らない。
環境や状況によって、変化する可能性がある。

この考え方は学生指導でも役に立っていて、「将来何をしたら良いかわからない」という学生に対しては
「やりたいことは鉛筆書きで良いんだよ。やってから気づくこともあるし、初めから明確な目標ややりたいことなんてない人だって普通にいるからね」とさも自分の言葉かのように使っています。


やりたいことって、何も一つに絞らなくてもいい場合もありますし、柔軟に考えたいですね。

本日は以上です。
最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。

少しでも共感いただけたら、「♡」やフォローをお願いします☆

よろしければ、サポートをお願いします。いただいたものは、活動資金として活用いたします。