見出し画像

秋の空に想うこと

昨夜は満月でした。

流れる雲の切れ間から、時々見える月の明るさに感動しながら。そして、雲の上から雲を照らしている時も雲の輪郭がなんとも幻想的で、あの雲が過ぎるまでもう少し見ていよう、出てきた、また隠れた、を繰り返し。

昨夜は厚い雲に覆われるでもなく、切れ間切れ間から月が見えて、雲の流れの速さや、薄い雲間に見える月の明かりは雲越しに虹のように輝いて見えて、このままここで寝てしまいたいと思うくらいでした。


「月が出て来たから外に行こうと」、息子に声かけられて。

思えば小さな頃から「虹が出てきたから外に出よう」「夕陽がすごく赤いから外に出ようと」、一緒に出ていたのがすっかりなじんでいるようで嬉しくなる。時々夕飯の支度をしている時に「夕陽」の時間が重なるので、「今・・?」と思うこともあるけれど、やはり「外に行こう!」の言葉と、凄く良いものを見つけたと感じている息子のその笑顔には適わない。


見てみたい、見てほしい、やってみたい、話したい、聞いてほしい、行きたい、その時その時感じる「瞬間の感情」をいくつ受け止めてあげられるか。小さな子育ての時期はもう過ぎて、自立へ向けて進み始める息子との関りで思う事。だんだんと少なくなっていくであろう「瞬間の感情」それを親と共に過ごすことよりも友達や恋人に伝えたくなるのだろう。


満月と風の強い夜、にわか雨の朝、そして今は晴れている。

コロコロと変わる秋の空を見上げながら、そんなことを感じている。


ごこち


Instagram gokot_i








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?