ゴッキンゲルゲル・ゴキ博士の知らんけど日記 その43:「ブラック・ジャック」という奇跡22 ~血がとまらない~

 第22話「血がとまらない」は、1974年5月13日、週刊少年チャンピオン誌に掲載された。あらすじはこうだ。

 青森と島根からそれぞれ上京してきた博と由紀が出会い、恋におちる。一年が経過。結婚の話を出す博に、由紀は自分が血友病であることを打ち明ける。「血友病って・・・出血しても血がとまらない病気なのよ」。別れを切り出す由紀に「できるだけの治療を やってみることだっ 世界中にひとりくらい そんな医者がいるはずだっ」「その人を探してきみを なおしてもらう!」と博は言う。
そして、ブラック・ジャックのところに辿り着く。「遺伝病は いくらわたしだって なおせないっ」「血友病は遺伝するが 女には病気があらわれないのだ」「だから きみの恋人じしんは たぶん安全だ」とブラック・ジャックは言う。ブラック・ジャックは博の血液も調べる。すると、「悪性貧血!」「そして もう先が長くない」とわかる。博は実はそのことを知っていて上京。余命一年半の間に、仕事もしたいし、遊んでもみたいと。ブラック・ジャックは電話で博の母親に言う。「博くんは恋をしています」「それも いのちをかけた恋です 博くんも満足でしょう」。その夜、夜空を見上げながらブラック・ジャックは「流れ星は もえつきる前に ありったけ もえて ひかり輝いてみせる 博くん きみは流れ星だ・・・・・・」と独り言を言った。
 由紀の「手術」は終わる。だが、博は「手術」中、息をひきとってしまう。

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