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【2020読書】No.5 常識として知っておきたい日本の三大宗教 神道・儒教・日本仏教

本日もお読みいただきありがとうございます。
昨年は、305冊の本を読みました、五木田穣(ごきたゆたか)です。

過去5年間で1015冊の本を読み、その記録はFacebookの方にしてきましたが、今年から、更新の仕方を変えつつ、こちらに記録をアップしていこうと思います。

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2020年5冊目の読書は、
『常識として知っておきたい日本の三大宗教 神道・儒教・日本仏教』
でした。

※なお、この投稿は、本の内容を要約する趣旨のものではございません。
あくまで個人的な感想をベースとしており、その心は、
本は自分で読んでこそ、自分の血となり肉となると考えるからです。

そこは、「知識」と「知恵」の違いであり、
「知識」を「見識」に高めるためには、
あくまで自分の知識と経験を高める必要があると考えるからです。

この記事が、何かのきっかけになれば幸いです。

読もうと思った理由

ここ数年、神道、仏教についての学びを深めてきたので、今年は、儒教について学びを深めようと思っていたところ、ちょうど良い本を見つけましたので、即購入しました。

読んだ感想

神道とは、神社。
仏教は、寺院。

儒教は『論語』で有名な孔子の教えのことです。
一言でいえば、人としてどうあるべきかを説いていると言えます。

神道と仏教については、だいぶ理解したつもりでいましたが、儒教の教えがこんなにも日本人の感覚に根付いていたなんて!!と思いました。

仏教を日本に導入したのは、聖徳太子と言われておりますが、
聖徳太子は仏教だけでなく、儒教の教えも取り入れていたようです。

例えば、「憲法十七条」「和を以て貴しと為す」は、
論語「礼の用は和を貴しと為す」から取り入れられたものと考えられます。

また、「冠位十二階の制」「徳・仁・礼・信・義・智」は、儒教の徳目と一致しています。(徳目に関しては後述します)

儒教には、「五倫五常」という徳目があり、
「五倫」とは、対人関係に置いて実践すべき徳のことであり、「父子の親」「君臣の義」「夫婦の別」「長幼の序」「朋友の信」の5つのこと。

特に、「君臣の義」は、主君と家臣の関係性のことですが、上司と部下の関係性ですし、「長幼の序」は、年功序列のことです。「夫婦の別」は、夫婦の役割があること、まさに、日本の会社、サラリーマン、日本の家庭って、この価値観のまんまじゃん!って感じですよね。

「五常」は、人間関係の倫理道徳とは別の5つの徳目であり、「仁・義・礼・智・信」の5つ。先にも述べた、「冠位十二階の制」とまんま一致してますよね。

また、儒教では、祖先を祀り、両親を敬い、子孫を繁栄させるという思想がありますが、これも日本人の価値観に一致する。私たちが、小さい頃、親や祖父母に教わってきたことって、かなり儒教の思想が入ってます。

厳密に言えば、神道と仏教も混ざってはいますが、日本人の価値観のベースに儒教があるなと。

日本人が日本人たる所以は、神道、儒教、仏教の3つだなと確信しました。

最近の日本人が「日本人」じゃなくなっているのは、この3つについて、知らない人が増えているからでしょうね。今、改めて学びたいのは、神道、儒教、仏教の3つです。引き続き、学びを深めていきたいと思います。

こんな方にオススメです!

この本では、神道、儒教、仏教のそれぞれのルーツ、それぞれどんな教えと考え方をするのか、それぞれどんな風に私たちの暮らしの中に息づいているか、それぞれの参拝の場についてなどがわかりやすく書かれています。

・日本人について理解を深めたい方
・神道、神社に興味がある方
・儒教、論語に興味がある方
・仏教に興味がある方
・教養を高めたい方
・ピンときた方

組み合わせて読むと良い本5冊。

私が今まで読んできた中で、
合わせて読むと理解が進むであろう本をご紹介します。

神社について理解を深めるには、古事記を理解することです。
古事記入門編としておすすめの1冊です!

神道とは何かを理解するには、オススメの1冊です。

仏教全般、各宗派などの全体像を理解するには、オススメの1冊です。

仏教的思想、考え方を知るには、こちらの1冊です。
読みやすいですし、心が読むだけで整うような1冊です。

儒教、論語に興味を持ったのは、安岡正篤先生の著書に出会ったからです。もう30冊くらいは読んでいます。その中で、論語に関して書かれているのはこちらの1冊です。

安岡先生のお話は難解ですが、人間力を高めるには、安岡正篤先生の著作全般オススメです。全ての本を読みたいと思っていますので、今年も安岡先生の本は多数読むでしょう。


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