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「いつも人生がうまくいかない」と思っていた私が「幸せ」を感じられるようになった方法

こんにちは。ご機嫌な暮らし研究家のかもめです。
毒親育ちのアダルトチルドレンだった私が鬱になった経験や失敗、鬱状態から回復していく過程の中での気づきや学びなどを書いています。

今日は「いつも人生がうまくいかない」と思っていた私が「幸せ」を感じられるようになった方法について書きたいと思います。

私の人生は、うまくいかないことばかりでした。どんなに努力しても、自分の思い通りになったことはなく、いつも自分には何かが足りなくて、欠乏感や無力さを感じて生きていました。
変わりたい。自分を変えたい。人生を変えたい。私はいつもそう願っていました。

うつになった時は、元の自分に戻りたい。毎日ちゃんと家事をして、会社に行って仕事をしている人って本当にすごいなと思っていました。普通に生きている人が羨ましくて、ただ仕事をして普通に生活できたらそれでいい。その時はそう願っていたはずなのに、いざ、うつ状態から回復して、家事ができるようになり、仕事に復帰して、普通に生活する。望んでいた自分に戻れても、やっぱり自分には何かが足りなくて、普通に生活しているだけでは、自分を認められず、何かが物足りない心が満ち足りない日々を送っていました。

仕事を始めたばかりの頃は、早くバリバリ働ける人になりたいと願い、激務に追われるようになると、専業主婦の人がうらやましくなり、結婚して仕事をやめて、念願の専業主婦になったらなったで、まるで社会から自分一人だけ取り残されたような感覚になり、自分は生きている価値のない人間のような気がして、何か仕事をしなくてはいけないと焦ってしまう。結局、自分がなりたかった職業についても、結婚しても、専業主婦になっても、子供が生まれても…何を手に入れても、私の人生が満たされることはありませんでした。

なぜ私は幸福感を感じられなかったのか、自分なりに考察していきたいと思います。

それは「集合的無意識」がひとつの原因だと考えています。

「集合的無意識」とは、集合体つまり自分の周りの人間の無意識が自分の潜在識の中に刷り込まれるという現象?というか状態を表します。特に幼少期に親から刷り込まれた無意識は、強固なものとなります。心の奥底に刻まれるものなので、自分でも意識できないままに、自分の考えや行動を決定づけてしまう。
もし、子供の頃、不幸な集合的無意識の中にいたのなら、自分が思い通りに生きる事や幸せになる事に罪悪感を覚え続けてしまう。

私はうつになり、鬱状態から回復するための行動として、日々自分の感情を記録していました。そして、うつのトリガーがあることに気がつきました。それは、実家からの連絡です。飛行機の距離で離れている実家の母から届く、手紙やメールの内容は大抵いいことは書いてないことが多く、連絡が来るだけで私の気分は沈みました。そして実家の家族が幸せでない状況を聞いた時に私の心はより病んでいくのだと気がつきました。私の家は嫁姑問題が盛んで、母と祖母の中は険悪なものでした。私の幼少期の記憶の中にはないのですが、母は祖母からかなりきつい嫌味を言われてきたらしいのです。そして祖母は年を取り、祖父も亡くなり、立場は逆転しました。母は毎日、祖母を怒鳴りつけいじめています。今では祖母はデイサービスがある日以外は、部屋から一歩もでない生活をしている。かわいそうなので、妹が祖母のためにテレビを買ってあげたという話しを聞いた時、おばあちゃんが一人でぽつんと部屋で過ごす姿を想像して、かわいそうだなと心を痛めながらも、何もできない自分の不甲斐なさに心が押しつぶされそうになるのです。そうこの嫌な感情、罪悪感を感じた後、私はやる気をなくし、何もやりたくなくなってしまう。たいした問題でもないのに、今自分の目のにある問題をわざと大きくして、まるで大問題のように取り上げて、私は不幸なんだと感じようとしている自分に気がついたのです。

「こうした方が良い」と頭で分かっていても、なぜか動けなくなってしまったり、その反対を選んでしまったり、今、幸せなはずなのにあえて幸せを壊すようなことをしてしまっていた。それはなぜか、潜在意識的に「私だけ幸せになってはいけない」と思っているからだと気がついたのです。家族が幸せでないのに、自分一人だけ幸せになることに罪悪感を覚えてしまうのです。

いくらやりがいのある仕事をやっていても、お金があっても、大好きな人と結婚しても、欲しかった子供ができても、かわいいふわふわの猫を飼っても、いつも物足りなさを感じていました。「自分だけ幸せになってはいけない」という潜在意識が働き、いつも幸せを感じないように、ネガティブな感情にフォーカスし続けてきたんだと気がつきました。

それでは、実際に私が行った「集合的無意識」を幸せに書き換える具体的な方法について。

私は3回目のうつから回復した時にやっと「私は幸せになっていい」と気がつき、「幸せに生きる」覚悟を決めました。でもそれではダメでした。すぐに4回目のうつがやってきました。固く心に決意したくらいでは、潜在意識には届かなかったんですよね。

幸せになるためには「自分は幸せになっていい」「自分は幸せな人生を生きる権利がある」と自分の潜在意識に刷り込み、書き換え、刻み込む作業をしなければいけない。そのために私がしたのがアファメーションです。出たー!と、拒否反応する人もいるかもしれませんが、実際私もそっち系の人間でした。心理学の本とか読んでるとアファメーションは結構出てくるんですよね。でも今までの私はアファメーションなんて怪しすぎてスルーしてきました。だって、自分の望みを唱え続ければ、宇宙が叶えてくれますとかおかしな話しだし、鏡に向かってブツブツ唱えている自分を想像しただけで、荒唐無稽で私にはとても出来そうにないと思っていました。

でも私は「集合的無意識」という言葉を知って、自分自身が幼少期からあの家で、不幸の洗脳を受けていたという自覚というか自信がありました。だから、きっとアファメーションも効果があるって急に思えたんです。


私がやったアファメーションその1。まずは紙に書くことです。ネットでアファメーションの見本文を調べて、自分に合っていると思うものを書きました。そして読み上げました。中にはどうしても言葉が詰まって読めない文もありました。
例えば「今、私は幸せです」という一文。当時はうつで辛い時だったので、この一文がどうしても読めませんでした。喉の奥がギュっと詰まって、声が震えて、どうしても言葉が出ませんでした。なので違和感をある部分は削って、その時の自分が心地いいと思う言葉だけを選んで書き直しました。「今、私は幸せです」は言えなくても、「私はどんどん幸せになっていきます」なら大丈夫だったので、そんな感じで微妙な部分、ささいな言葉選びにも慎重になって、自分の心が納得する言葉だけをえらびました。選び抜いたと言ったほうがいいかもしれません。
眠りにつく前や寝起きは自分のアイデンティティーが曖昧になっているというのを本で読んだことがあったので、寝る前と寝起きにやろうと決めたのですが、私には幼稚園児の息子がいて、なんとなくアファメーションを唱えているところを息子に見られたくないと思ったので、自分で録音した声を聞くことにしました。朝、起きたらイヤホンで自分の録音したアファメーションを聴き続けていました。そしたら、1週間くらいで心が安定して元気になってきたのを感じました。この潜在意識を書き換える作業を始めて、約4ヶ月経ちますが今のところうつには戻っていません。あんなにできなかった家事がご機嫌にできるし、部屋も散らかっていないし、夜眠れるようになったし、息子と夫や友達とも楽しく過ごせています。

それでは私が行ったアファメーションの作業をおさらいします。
1なりたい自分を紙に書く。
2推敲する。声に出して、読み上げて、違和感があれば今の自分にあった言葉に書き換える。
3録音する。
4毎朝、起きたら聞く。

これだけでした。アファメーションなんて怪しいと思っている人も騙されたと思ってやってみてください。お金もかからないし、簡単です。たとえやってみてダメでも何も損もしないし、カウンセリングにいったり、散歩にいったり、運動したり、栄養バランスのいい食事を用意したりするよりはるかに簡単で効果がありました。

このエピソードとは別にアファメーションだけの記事もアップしようと思っているので、もし参考にしたい方がいたら見てみてください。

今の私が大切にしたいのは自分らしい心地よい暮らし。そのために何をして、何をしないのか。それを決めるのは自分自身です。自分の人生を生きるために必要なものは自分で決めていい。
アファメーションは、自分にとっての理想の人生を選ぶためのそのための作業だったんだなと思います。

今、私たちの目の前には常に選択肢があり、その中から私たちは、楽しいもの、好きなもの、ときめくもの、心地よいと思うものを自分自身で選択することができます。
本当はどんな自分になりたいのか、理想の自分なら何を選ぶのか、今私はどうしたいのかを確認していく。今の自分の気持ちと丁寧に向き合っていく。あなたのその思いと選択がいつかあなたの暮らしを変え、人生を変えていく。私はそう信じています。


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