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自伝的映画に登場しがちな「おもちゃ」たち〜「フェイブルマンズ」「ベルファスト」「ROMA」
おもちゃ好きの私は、映画の小道具におもちゃが出てくるとトキメキます。
子どもが出てくる映画だからといって必ずしもおもちゃが出てくるとは限らず、おもちゃが全く出てこない映画もあれば、すごく重要な小道具としてくることもある。
「ぼくたちの哲学教室」
最近見たドキュメンタリー映画「ぼくたちの哲学教室」は冒頭で、地域のボランティアから格安で譲り受けたおもちゃ(何だか忘れてしまったが、テーブルサッカーのようなものだったと思う)をめぐって、どうやって修理しようか?みたいな相談している。学校で起こりがちな出来事だし、地域に開かれた学校だっていうことがよくわかるシーン。
「ベイビーブローカー」
小さなおもちゃが印象的に働いているのは「ベイビーブローカー」。
ソン・ガンホが持ち歩いているプラスチックのガラガラ。ちょこちょことそれを取り出して、連れて来た赤ちゃんをあやしている。
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私も職業柄、よくポケットにガラガラ入れてるけど、大人の男の人でガラガラ持ち歩いてる人ってそんなにいない。(ってか、見たことない…w)
ソン・ガンホはいい人か悪い人かわからない役をよくするけど、この役に関して言えばガラガラ持ってるだけで絶対「いい人寄り」だとわかりやす過ぎるんじゃないか?(笑)
「フェイブルマンズ」
スピルバーグ監督の自伝的映画「フェイブルマンズ」には、いい感じでライオネル社の鉄道模型が出てきました。
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少年スピルバーグだけでなくおばあちゃん達までが魅了されるのもよくわかる。
「ベルファスト」
巨匠の自伝映画といえば、ケネス・ブラナー監督「ベルファスト」が好きだ。
印象的なおもちゃがたくさん使われている。
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「ベルファスト」に登場する大人はどの人物も大人らしい大人。子どもと遊んでやり、話し相手になり、勉強を教え、おもちゃを修理する。その日常の大人が素敵なんだよな〜
「ROMA/ローマ」
アルフォンソ・キュアロン監督の自伝的映画「ROMA/ローマ」も大好き。
1960年代メキシコ。主人公はこの家の家政婦さん。子どもが多い家なのでとにかくおもちゃがたくさん出てくる。
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この大切に遊び込まれた感がたまらない。
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(「トイストーリー3」にも出てきます)
子役が夢中で遊んでいる。
大人は大人の生活、子どもは子どもの生活と切り離された昔風の暮らしの中で、家政婦のクレオだけが大人と子どもの世界の両方に属していて、関係を取り持っているのだが、そこにおもちゃがいい感じで使われている。
偶然にも映画監督の自伝的映画におもちゃをたくさん発見。
偶然じゃないのかも。子どもの頃を思い出す時、必ずそこにおもちゃがあるものなのかも。
そして、おもちゃが出てくる映画、どれも好き。それは多分偶然だと思うけど。
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