実は使えていない…
姿勢を整えると、身体のラインも整ってきます。
骨格が整い、筋肉も使うべき筋肉を使ってきれいに立つと、
余分についていると思っていた脇腹のお肉も、
あら、不思議!さっきより少なくなっている!
なんていうこともあります。
「骨盤を立てる」
「上半身を引き上げる」
お教室の中で、声をかけられているとできることも、
一歩外に出ると、いつもの立ち方、歩き方に戻ってしまう。
意識を向けたら、その形は作れるのだけれど、
他に意識が向いている時は…。
美しい姿勢を学んだ後でも、身につくまでには、
継続して意識することが必要になります。
ましてや、美しい姿勢そのものを知らなかったり、
その姿勢をどのようにして作るのかを知らなければ、
身体のどの部分を使って立つのが正しいのかも、わかりません。
ひとつ試してみてください。
まず、いつもの立ち方で、踵をつけて、
つま先を手のこぶし1つ分くらいあけて、
真っ直ぐに立ってみてください。
足の裏のどこが床に着いていますか?
足の指はどうですか?
次に、その状態で、つま先立ちをしてみましょう。
指だけでつま先立ちになってくださいね。
そして、頭の中で、足の指、1本1本に意識を向けてみます。
親指、人差し指、中指、薬指、小指。
全ての指に意識を向けて、床にしっかり着いているのを確認したら、
静かに踵を下ろします。
さぁ、どうでしょう?
先ほどと、足の裏、足の指の床との密着感に違いが有りませんか?
そのまま、今度は、
頭のてっぺんを糸で天井から吊りあげられているような
イメージをもってみてください。
背筋がグーンと伸びて気持ちいい。
身体がまっすぐに伸びていませんか?
姿勢を正すには、もう少し段階を踏んで整えるのですが、
これだけでも、今までの姿勢よりずっと姿勢よくなっているはずです。
そう、まずは、足指、足裏が大切なんです。
それに気がついたら、
今夜は、お風呂で丁寧に足指、足裏を洗ってあげてくださいね。
そして、余裕があったら、足に丁寧にクリームを塗って、
足をチェックしてあげてください。
いつも靴の中で、全体重を受けて頑張ってくれている足。
今日は労わって、「ありがとう」と声をかけてあげてくださいね。
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