気象病(天気病)。天気の影響を受けやすいワケ
この時期、当てはまる方多いと思いますので、まずは知るところから。
先日、気象病外来というのがあるのを教えてもらいました。
施術に来られる方でも、季節の変わり目、寒暖差、低気圧でコンディションが下がってしまう方は多いです。
主に症状としては頭痛、首肩こり、めまい、だるさ、倦怠感、関節痛など。
気象病の原因は内耳(ないじ)が関係あり、気圧の変化により内耳が過敏に反応して、脳や神経への伝達が過剰になり自律神経が乱れ、症状が出るようです。
対策として耳周りを温めたり、耳を手でつまんで上下や横に引っ張ったり、回したりするとよいそうです。
これで解決される方はそれでいいのですが、そうでない方へ。
当院でお伝えしている、季節の変わり目や低気圧など、気候に左右されやすいワケ。
2つ考えられます。
①身体の内圧
②熱の循環
『身体の内圧』
梅雨や台風など低気圧になると身体の中から膨脹する圧が増えます。分かりやすく言えば、山の上でお菓子の袋がパンパンに膨らんでる状態が身体で起こりやすくなります。
呼吸が浅い方も同じような感じです。
身体は本来、膨らんだり縮んだりして、酸素や血液などを運び自動調整をしています。
しかし低気圧により膨らむ圧が優位になると、押し出す力が弱くなります。
身体が風船のようにパンパンに張り詰め、内側からの圧で頭痛や目の奥の痛み、力が抜けにくい、循環する力も落ちむくみ、だるさなどの不調が起きやすくなります。
また風船でイメージしていただきたいのですが、空気が入ってない状態は簡単に折りたためますが空気が入ってれば入ってるほど、折りたたむのが窮屈になり、無理に折りたたもうとすると他に負荷がかかります。
これが身体で言えば関節痛やその状況で動こうとするとどこかに力みが生まれます。
それを施術などで対応しているのですが、お家できることとして湯船に浸かるです。
それもできるだけ首まで。
お風呂が良いと言われるのは、温めて血流が良くなるのもありますが、もう一つ水圧により身体の中の圧を抜いているからです。
フーと息が出ていきますよね。
同時に自然と力は抜けます。その状態を一定時間キープできるとより良いですので、ぬるま湯でOKですので無理ない範囲で浸かるといいでしょう。
『熱の循環』
これから梅雨から夏にかけ湿度が高くなります。
湿気により身体の中に熱がこもりやすくなり、これまた体調不良が起きやすくなります。
☆湿熱の症状
めまい、頭痛、のぼせ、上半身特に頭や顔に汗をかきやすい、夏バテなど。
熱がこもっている方の特徴は、胃のあたり(上腹部)の緊張、うなじのコリ、熱感などがあります。
湿度による熱以外にも、身体の緊張による熱、思考優位による頭の熱もあります。
ここでも身体の圧は関係しており、熱の循環が起きにくいこと、緊張やロックによる滞りなどが熱を体内に溜めることになります。
ダメ押しにマスク生活による呼吸です。
マスクをしていると酸素濃度が薄くなり、空気を吸う力が強くなります。
すると本来必要のない筋肉を無駄に使い、上腹部や首肩の緊張が誘発されます。
特に酸素が必要な早歩きしたり、ましてや運動をしてしまうと…
まずいのはマスクを外しても、緊張が誘発されるような呼吸の癖が残ってしまうことです。
施術などで定期的にリセットする必要があります。
ちなみに先日のニュースで人との距離が2メートル以上離れている場合は、マスクを外すことを政府は推奨しているとのことです。
誰もいないところでは、面倒くさいかもしれないですがマスクを外し、人が近づいてきたらマスクをする。
人は順応する力はありますが、マスクに慣れるというより、マヒしてるになってしまいます。
身体という基準からすると、そこまでしたいぐらいです。
例えば、前を歩いている人がいたら、その人の呼吸したのが後ろにくるので2mだと近すぎるので5mぐらい離れているよいです。理想は10mだそうです。
後はちょっと前の人のラインからズラすなど。
話を戻すと
ご自分でうなじを触れてみて熱いな、のぼせたようなボーっとする時は、うなじや場合によって首周りや手首、足首を冷やしてみるとよいです。
末端の熱循環の滞りも考えられます。
冷やすのに抵抗がある方もいらっしゃるので、簡単なチェック方法として、ティッシュなどで保冷剤を巻いて、当ててみて気持ちいいと感じるなら熱がこもってるサインなので冷やして大丈夫です。
冷たっ!と不快なら外せばよいです。
身体が求めていたら心地よく感じますので。
以上、気象病が起こる2つの理由とワンポイント対策を考えてみました。
身体に現れるということは、身体に何かが起こっているということです。
現状を知り、知ることで対応が考えられます。
気象病の方は1000万人以上と言われているそうですが、天候のせいだから仕方ない、周りもそうだしと諦めなければ、色々やれることはあり変わることができます。
現に気候にさほど影響を受けずに過ごせる方もいます。
気候の影響、環境に順応しやすい身体があります。
呼吸レッスンのご案内
6月テーマ『トータルコンディショニング(TC)と呼吸法』
呼吸法は日常にも取り入れることができ、落ち着きたい、力を抜きたい時に効果的な呼吸法になります。
【詳細】
日時:6月26日(日)14:00〜15:30(開場13:40)
参加費:5,500円(当日現金払い)
定員:6名程
会場:葉山港管理事務所3階多目的室B
持ち物:水分、動きやすい服装、ヨガマットもしくは代わりになるもの。
7月のテーマ『トータルコンディショニングとお尻』
今回の肝は“お尻"(臀部)です。
お尻が使えていないことによる、全身への弊害は凄まじいものです。
姿勢が保てない、頭がボーっとする、意欲が湧かない、生理不順、胃腸トラブル、だるいなどなど。
他にもたくさんあります。
的確に刺激を入れ、軸を安定させ意識しなくても姿勢を保てる、身体の軽さ、身体が変わることでの頭や気持ちの変化
を体感していただきます。
かなり重要な調整法になります。
トータルコンディショニングと相性抜群です。
間違いなく日常の質が変わります。
【詳細】
日時:7月24日(日)14:00〜15:30(開場13:40)
参加費:5,500円(当日現金払い)
定員:6名程
会場:葉山港管理事務所3階多目的室A
持ち物:水分、動きやすい服装、ヨガマットもしくは代わりになるもの。
お申し込みフォーム
https://ws.formzu.net/fgen/S64650737/