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iPadを買い替える 本当にair4でいいのか

 この頃、気温の低下に比例して増大する布団の引力に対して抗えないしろやんです。太りに太って重力場を形成することで「布団が俺を引き寄せているのではなく、俺が布団を引き寄せているのだ」と言い訳できますが、一人暮らしなので布団から出ないことを糾弾する人はおらず、言い訳する必要もありません。故に太る必要もありません。俺は6畳間の独裁者です。ぜんざいが食べたい。

 以前の記事「iPadを買い替える」で"iPad air4 64GB"こそが自分にとって最適な一台であると断じましたが、それを揺るがすような事実が判明したので記します。

◇iPad Pro……?

 先日、大阪で愛車を預けてコーティングメンテしてもらう機会があり、作業の完了を待つため、散歩がてら日本橋を徘徊していると、中古スマホショップの「じゃんぱら」があるのを発見しました。「渋谷とか秋葉原にもあったよなあ」などと思いながら、入店し面白そうなものはないかと徘徊しているとiPadコーナーが。かつて訪れた他のじゃんぱら同様、新旧多種多様なiPadが並んでおり、その中には現行のiPad Pro 2020 11inchもありました。どうやら128Gの未開封品もあるようなので、どんなものかなとその値札を見ると「84,980円」。

 素敵ですやん、84,980円。
定価でざっくり93,000円程度なので、約8,000円安い。以前、iPad Proは値下がりが大きいため避けると書いたのだが、8,000円も安ければ状況が変わってきます。

 因みに未開封品だから84,980円という特価なのだろうと踏んで、価格.comを確認すると新品であっても85,800円というなかなかのプライスとなっていました。

◇残価率を考える

 例えばPad Pro 2020 11inch 128GBの開封品のイオシスでの下取り額は65,000円。8,000円安い未使用品を選べば、購入し開封することで失われる金額は20,000円に抑えられ、残価率でいえば76%程度です。残価率76%がどれほどのものかを検討するため、iPad(第8世代)についても同様に考えてみます。

 最新のiPad(第8世代)の128GBを購入し開封することで失われる金額は49,000円(定価)- 38,000円(イオシスの開封品売価)= 11,000円となり、残価率は78%。基本的に高価な上位モデルのほうが残価率は不利になる(定価が安いモデルは値下がり幅も小さい傾向にある)ので、iPadの78%に対し、iPad Proの76%はかなり優秀な数値です。

◇air4とはどっちがいいのさ

 さて、本命のiPad air4とどちらがいいの?という話ですが、性能面ではiPad Proが今も上位となっています。ベンチマークがどうとかそういうのを書くためのデータを持っていないので、詳しくはベンチマークでair4とProを比較している下の記事を参照してください。
 ざっくり要約すると「CPU性能は同等、GPUはProのほうがコア数が多い分早い、実際のレンダリング処理等を試してもProのほうが早いけれどもair4もそこまで遜色のないレベルで高性能だ。」ということを言っています。さらに言えば、Pro motion(リフレッシュレート120hzのヌルヌル画面)、4スピーカー、RAM6GB、すごいカメラがProにあってair4にないものです。やはりAppleカーストにおいては下克上などあり得ないのだ。

 お値段の話をすると
air4 64GB:70,000円 → Pro 128GB:85,000円 → air 256GB:88,000円
というようにお行儀よく容量順に並んでいます。
 Proの性能がair4と全く変わりないなら、ai4 64GBからPro 128GBの15,000円は割高ですが、上記のように性能に割と明確な差があるので15,000円を追加する価値があるんじゃないかと思っています。特にPro MotionとRAM6GBに心惹かれます。
 更に言えば、容量について個人的には64GBで足りると理屈の上では理解しているものの、今のiPadが128GBある以上、現状よりも小さい64GBのiPadに替えたら何か困るんじゃないかという漠然とした不安があります。これからの人生、漠然とした不安を無数に抱えて生きていかねばならないであろう現代人にとって、15,000円で一つ不安を取り除けるのはお買い得なのではないでしょうか。かつて日本人は仏教に救いを求めていたが、そんな時代からなんやかんや紆余曲折あってからようやく生まれてきた俺達はストロングゼロやiPad Proに救いを求めるのだ。

◇結論

iPad Pro 128GBがいいんじゃないですかね。
救われたいです。

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