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013 無料で読めた村上春樹。

村上春樹の文章を読むには、

たいていの場合お金を払わなければならない。


なのにユニクロに行ったら、

『Life Wear magazine』という雑誌に

村上春樹のインタビュー記事が載っている、と店内アナウンスが。

浦和の店舗を何周かウロウロして、やっと見つけた。

立派な出来ばえの雑誌を(雑誌といって過言じゃない)タダでくれるんだから

さすがユニクロ。


村上春樹がすっとぼけた顔で写ったページに続いて、インタビューがつづく。


SNSをいっさい見ない理由をたずねられ、

大体において文章があまり上等じゃないですよね。
いい文章を読んでいい音楽を聴くってことは、人生にとってものすごく大事なことなんです。

とムラカミ。


この一文に出会えただけでいい一日。

“文章があまり上等じゃない” から見ない。

これは、“見たいもの”しか見ない。

とかいう幼稚な物言いと、似て非なる表現だ。

さすがムラカミ。

いい文章、いい音楽、いい映画

そういうものに出会いたいし、お金を払いたい。

限られた時間のなかで、ひとつでも多く。

ウダウダ、ゴロゴロ、してる場合じゃないな。

カキフライの季節はもう終わりですか?


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