中原中也の生前発表評論「宮沢賢治全集」を現代新聞表記で読む
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中原中也が
宮沢賢治の「春の修羅」を手に入れたのは
「大正14年の暮であったかその翌年の初めであったか」と
今回読む「宮沢賢治全集」にも記しているように
1925年(大正14年)の暮れか
翌1926年の春でした。
1925年の暮れと言えば
長谷川泰子が小林秀雄の元へ去り
師友、富永太郎が死んだのが
ともに11月のことでした。
翌1926年の正月を
中原中也はどのように迎えていたのか
すでに「春と修羅」を入手し
耽読していたのか
小林秀雄、泰子との「奇怪な三角