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読書会へ

先日、noteを始めたことによる自己紹介文を書いたら、思いもかけず多くの方から反応を頂いた。せいぜい友人知人の数人に読んでもらえたらそれで充分だと思っていただけに予想以上の反応があり困惑と嬉しさが半々といったところだ。
しかし、拙文に反応をしてもらったことには感謝しかない。今後も駄文拙文を電子の海にまき散らかしていこうと思う。だが苦情及び異論反論は受け付けない。賞賛だけ頂く。何故ならば、私は褒められると伸びる(と思っている)人間だからだ。

一昨日、読書会へ行ってきた。
読書会とはおおまかに二通りあって、自分が読んで面白かった本を紹介する紹介型と、事前に読んでくる本が決められており、その本の内容について参加者で語り合う課題本型読書会がある。私が参加するのはいつも紹介型であり、今回もそれであった。

今回の会場は池袋駅からすぐの老舗の喫茶店だ。
本店とそのすぐ裏手に別館がある。読書会の主催者からの案内のメールには別館で行われることが明記されていた。
だが思い込みの強さに定評のある私は、池袋駅を出て店へ向かうと、何の躊躇いもなく真っ直ぐ本店へ足を踏み入れた。しかし店の奥まで入ったものの読書会らしき集団は見当たらない。当たり前だ。
開始2分前だというのに、誰も来ていないの?
みんな遅刻?
困惑してオロオロしている私に近くにいた店員が「こちらでよろしいですか?裏に別館があります。そちらではありませんか?」と声をかけてきた。
「え?あ、そうかもしれないです」
私は慌てて店の入り口へ踵を返すとスマホを取り出しメールを確認した。そこにはしっかりと別館であることが記載されている。しかも丁寧に店の入り口の写真まで掲載されている。
もし、この日記をその読書会の主催者が読んだら「あいつめ……!」と拳を強く握りしめることだろう。
ともあれ、私は慌てて店を出て別館へと向かった。
外は穏やかな秋晴れがどこまでも広がっていた。


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