元恋人のいない日常

そろそろ思い出が1周する。
思い出が1周するって表現で合ってるかわからないけれどそんな感じだ。
2022年
2月、初めて元恋人に会った
3月、初めて2人で遊んだ
4月、付き合い始めた
5月、6月、7月…と出会ってから12月まで思い出がしぬほどある。
小さいことから大きなことまでほんとうにほんとうにたくさんの思い出がある。
毎日のラインだって思い出のひとつだ。
思い出があるということは思い出の場所がある。
テレビを見ていると元恋人と行った場所が写ってまた思い出す。

ついでに趣味も同じ、共通の友人も多いため、あのお出かけ楽しかったなぁとか、あのコンサート楽しかったなぁとか思い出すと必然的に元恋人とのことも一緒に思い出す。
これから訪れる1年前は…の呪縛を私はひとりで乗り越えられるのだろうか。
その度にお風呂の中で泣いたり、寝る前に思い出して泣くのだろうか。
元恋人は1ヶ月も経って私がまだ夜な夜な泣いてるなんて思ってないんだろうなぁ…。泣いてても泣いてなくてももう関係ないか…。

どうしようもなく辛くなって、以前女性と付き合た経験のある友人に、女性と付き合ってたこと、その人と別れたことを話した。
彼女曰く、女性と付き合ってるときの方が“日常”を感じるらしい。
女性だから男性だからと分けるのはよくないと思うけど元恋人とのことを思い出すのは些細なことが多いからたしかにそうだなと思った。
日常に絡みついた元恋人との思い出はなかなかほどくことができない。
1ヶ月経ってもメソメソしてる現状を話すと、無理しないでゆっくり忘れていけばいいよと言ってくれた。

私の周りの人は皆、そんな恋早く忘れなよとは言わず、ゆっくりでいいよと言ってくれてその優しさにいつも救われる。
「一生忘れられないしもうこんな悲しいことないかもしれないって思うんだけどそれでも薄れていくから」とも言ってくれてたくさん泣いた。
早く元恋人のいない日常に慣れて前を向きたい。


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