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2022夏京都旅2日目・最終日

【第2日】
この日は山鉾巡行。
不思議なもので、宵宮にたくさんたむろしていた、
“渋谷チックな若い方々”は誰もいない。

海外の方もいらっしゃらないので
コロナ以前の山鉾巡行より
人が少なく感じる。

あの宵宮の群衆はいったいなんだったのだろう。

娘は祇園祭は初見なので、
しっかり1時間は見ることにする。

お腹が空いてきたところで
本日のお昼ご飯。

京都では必ず1食は
中華にする。

京都は中華が美味しい。

ただ、某出版社から出た
京中華の本が売れたことにより、
お店のお客に対するサービスにバラつきが
出てしまったことは否めない。

普通に町の人々に愛されていたお店に
観光客が大行列をするのだから、
見知らぬ客への対応が粗雑になっても仕方ない、
とも思っている。

ただ私は「へえ~、そうなんや」と思ってしまうかな。

昔は違ったんだけどなぁ。

また愚痴を言ってしまった。

というわけで、本日の昼食は、
祇園で中華である。

近所の学生とおぼしき男性が
ひとりでランチを食べている。
こういうお店がいい。

今回は娘と二人なので、
いろいろ食べることができる。

春巻き、しゅうまい、肉団子の甘酢は京中華では必須。
くらげの酢の物、薄皮包、冷めん、やきめし、デザート等々
美味しく、そして気持ちよく、
たらふくいただきました。

外は暑い。
汗が止まらない。
しかし、歩かねば。

本日の散歩コースは
私の好きな岡崎エリア。
本日の中華は祇園の外れの白川沿いにある。
そこから岡崎に向かって
川沿いを歩く。
ここは観光客も来ないため、
のんびり歩くことができる。

ここを歩いていると
庶民の生活に欠かせなかった川であることが
よくわかる。
民家の中に引き込まれていたり、
階段があり、洗い場になっていたり、
水力を使って水車による精麦も行われていた。
水量が今とは違っていたのだろう。

神社仏閣や高級老舗店だけが“京都”ではない。

太平洋戦争の戦火を免れたことで、
京都は庶民の昔からの生活を感じることができる。

これが、京都旅の本当の楽しさかな、と思っている。

やがて、岡崎エリアに着く。

京都国立近代美術館、京セラ美術館、京都府立図書館。
ファザードを残しながら
活用しているのは
本当に嬉しい。

岡崎エリアに限らず、
京都の街には明治~昭和初期の建築が
あちらにも、こちらにも、建っている。

これらの建物を見ながら、
京都の街を散歩するのが
私の楽しみになっている。

さて、散歩の続きだ。
京セラ美術館のミュージアムショップへ向かう。

ミュージアムショップでの買い物は楽しい。
買いすぎ注意。

京セラ美術館を出ると
スターバックスが目の前にある。

一人京都旅のときに、
岡崎蔦屋書店にあるスターバックスで
午前中穏やかな時間帯に
東山や美術館を見ながら
のんびり本を読む時間は
本当に穏やかな気持ちになる。

さて、本日はまだ歩ける体力があるので
岡崎から京都市役所近くのホテルまで
歩くことにする。

市役所近くまで来ると
娘が「よさそう」、と言いながら
“焼き物”のお店に入っていった。

娘、ご購入。

京都は骨董・陶磁器のお店多いので
時間がいくらあっても足りない。

ただの散歩が
いい感じの“観光”になる街は
京都くらいじゃないかな。

本日も2時間、ホテルで休憩。

夜ごはんは娘のリクエスト。
娘が中高生の頃に
連れて行ったことのある、
祇園のお店の板長が
独立したお店。

お肉のお店だ。

板長は私より年上だったので、
60歳を過ぎてからの
独立。
すごいなぁ、と思っていたのだが
お店に入って納得。

しっかり者の娘さんが
表を仕切っていた。

開業も娘さんが言い出したことらしい。

父親は娘に弱い、と
自分も振り返りながら
思ってしまう。

久しぶりの味。
相変わらず美味しいです。

生肉が美味しいと、
心底思えるお店です。

お肉の量が食べれなくなってきているので、
品数を減らしてもらいました。

昔の強靭な胃袋は
どこにいってしまったのか・・・

【最終日】
今回の旅で初めての朝食。

京都の朝は“パン”。

京都のパン屋さんは朝早くから
やっていて、
イートインできる。

外を見ながら
コーヒーとパン。

朝の時間をゆっくり使ったら、
お土産を買いに
四条河原町へ。

京都で買って帰るもの、
それはお漬物。

いつものお店に
親子で買い出し。

お漬物のお店に行く途中にある
押し寿司のお店で
持ち帰り用のお寿司を予約。

夏なので鱧の押し寿司とちらし寿司。

京都の旅は
帰りの新幹線で食べるお昼ご飯も
楽しみの1つ。

ホテルに戻り、
荷物整理をして、
出発。

お弁当を受け取り、
京都駅へ。

新幹線でお弁当を食べて、
京都の旅は終了。

食べ終わったとき、
ちょっと悲しくなるのも
毎回のこと。

よき旅でした。


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