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童貞とスタバ

こんにちは、そして初めまして。
コロナで外出自粛が続く中、あまりの暇、とはいえいつも暇だからそこまで苦ではないのですが、ブログ(日記)を始めることにした。初めての投稿なので、読みにくかったらすみません。。。

プロフィールにもある通り、僕は早稲田大学に在学中、4年生の21歳。恋愛経験はゼロのいわゆる「インキャ」だ。4年生のこの時期というと、一大イベント「就活」があると思うだろう。詳しい話はまた別の機会に書くとして、苦しいながらも一応大手の金融会社にやっと1社内定をいただくことができ、残りの単位をしっかり取得できれば無事卒業、学生としてはひと段落というところだ。「就活は恋愛と同じ」って言われるけど、間違ってないと思う。

まがいなりにも服装や、髪型に気を遣い、外見だけ見ればそこそこイケてる大学生なつもりだが、「それでも隠せないものがある」と今日改めて感じたので忘れないうちに、記念すべき第一回目として載せようと思う。

僕は大学1年生から某「緑のエプロンのカフェ(タイトルに書いてしまっているが)」でバイトをしている。今では学生最高学年として時間帯責任者も務め、一応アルバイトは頑張っている。中高男子校だったということもあり、「イケてる大学生」のイメージに惹かれた単純な理由ではじめた。皆仲も良く、僕もずっと仕事をしていて楽しい。本当にオススメのバイトだ。ただずっと感じてきた違和感がある。それは何を隠そう

「僕だけが異性との経験がないことだ」

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職場で当たり前のように繰り広げられる恋愛話、学生の中で経験がない人は僕以外にいなかった(僕の店舗では)。今思えば、入社当初思い切って童貞だと打ち明ければよかった。しかしそんな勇気があるはずもなく、嘘で固めた自分を演じ、「俺もお前らと一緒だぞ」と言わんとばかりに嘘の恋愛経験話を作り上げ、周りと合わせ、かっこつけていた。

そんな嘘を引きずりながらもちろん彼女もできずに4年生になってしまった。自分に自信がなく、今では良くなった方だが、女の子とうまく話せない。いわゆるコミュ障だ。なんならなんとなく僕が見えを張っていることも周りも気づいているだろう。

そんな中、今日バイトメンバーで飲み会があった。メンバーは8人。僕と、同期の友人A、そして後輩6人だ。同期の友人Aは、ko大学、ダンス部のイケイケでコミュ力も抜群に高く、面白い。週に1度は会うのに、そのたびに経験人数が増えているほどプレイボーイである。かといって僕のような人にもとても優しいイイやつで、みんなから人気のある大事な親友の一人だ。


飲み会は友人Aを中心に盛り上がり楽しく盛り上がった。僕はこの時も、あまり女の子と喋れないながら、コミュ障なりに、慣れた虚構の自分を演じながら、楽しく幕を閉じたつもりだった。帰り道のことがなければ、、、

ホームで8人固まりながら電車を待っていると、後輩の女の子二人が後輩みんなを代表して、Aにむかって、
「私たち、ドライブ行きたいんですよー、連れていってくださーい」
と話していた。するとそんな誘いにも慣れっこの友人Aは、


「イイよ!じゃあ(僕)も連れて行くから全員で5人くらい??」


僕のこともさりげなく友人Aは計画の中に入れたのだ。僕が行きたいか行きたくないかはさておき、「なんてこいつはイイやつなんだ」そう思った矢先、、

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後輩の女の子  「えっ??」

グループの端で聞いてないふりをして聞いていた僕は見逃さなかった。明らかに嫌な顔をしたのだ。

後輩の女の子  「いや人数のこともあるし、、、(僕さん)は今回抜いて、、」

僕は聞き逃さなかった。この後の会話は特に決まらずに流れていたし、なんならショックで記憶に残っていない。Aだけ全体の遊びに誘われ、僕はやんわりと省かれた。今までもこんなことはちょくちょくあった。遊びの計画で僕の予定だけ反映されていなかったり、インスタのストーリーで俺以外のみんなが遊んでいるのをたまに見たりしていた。そんなことが嫌でインスタも消したが、目の前で省かれたのは初めてだった。しかも後輩に、、、

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その瞬間、今まで溜まっていたストレスで泣きそうになった。就活もうまくいかない、後輩からの信頼もない、先輩として今回の飲み会代をそんな後輩の分も支払ったこともバカバカしい。なんでお前らのぶんまで俺が払わないといけないんだ。何かに負けている気分になった。

イライラを通り越して泣きたい。自分なりに、コミュ障なりに常に誰よりも優しく明るく振る舞い、誰からも慕われる存在、尊敬できる先輩であろうと努力してきた。しかし、そんなことをしても結局無駄だとわかった瞬間、泣けてきた。それに加え、僕はあまり人に自分の感情を出さず溜め込んでしまうタイプでもあり、特にここ半年間物事がうまくいかず、とても辛かった。

イケてるグループに入れたところで、それによって僕が変わることができるわけでもなく、高望みをして、背伸びをして、自分を少しづつ苦しめているだけにすぎなかった。

要するに極端にいうと、「童貞である要素は、童貞である事実を隠しても隠しきれない」のだ

今思えば、そんな高望みした選択ばかりしてきた。無理して早稲田の底辺学部に入り、周りからの期待値だけ高く、難関企業ばかり受け、ギリギリのところでぶら下がっている。身の丈にあった生活が居心地がいいにもかかわらず、なぜか憧れてしまう。人生って難しいけど、それを繰り返すうちに成長できるんだろうなって学んだ。

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このコマいいよね! 終わり!!!!!









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