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わたしの大好きなかいぶつ

わたしはピアノを弾くときからだをゆらす。
それがとても気持ちいいから。
けれど、その"かいぶつ"はわたしをみて笑う。
おかしいといって笑う。

たぶん、愛してるからだとおもうけれど。

わたしは、ピアノをまじめにやると
まわりがみえなくなる。
我にかえると、わたしの大切なかいぶつが
わたしを笑い
他の人に話したり、見せびらかしている。

わたしは、ピアノを弾くことをやめた。

かいぶつはわたしにピアノを弾いてほしそうだったけれど
わたしは、ピアノの世界に入りこめなくなっていた。
ピアノを弾くことがつまらなくなった。

かいぶつは口答えもきらいだ。
そのようになった理由、その行動に出た理由を聞くのがきらいだ。
まず、謝れという。
悪いことはしていないのに。
悪いヤツは他にいるのに、理由を聞いてくれない。

ピアノだってそうだ。
わたしの弾けない理由を聞いてくれない。

わたしは自分の話をするのが、バカらしくなった。
理解されない会話が、バカらしくなったから。

かいぶつと話すときは、からなず返事をする。
「はい」
そして、理屈っぽくならないように
「はい」
と話す。
「YES」は合言葉になった。

それでも、わたしは"かいぶつ"が好きだし。
"かいぶつ"もわたしのことが好きだ。
大好きってそうゆうことなのかな。


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