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ウツ嫁のために、我が家という世界を変えていく必要がある。人は環境によって変わるというのはウツ嫁にも適用できるのか?

これはちょうど2年前に書いたテキストだ。忘れていたのに発掘してしまった。せっかくなのでnoteに移動しておきます。

鬱は自分では治らない。環境を変えることが改善への一歩目だ

このところ、嫁さんとのコミュニケーションがうまく取れていない気がしている。

嫁さんの調子は良くなく、いつもよりも横になっている時間が長く、夜は常に睡眠薬に頼っていて、寝言で誰かに住所をお伺いしている状態だ。嫁は毎日睡眠薬をのみ、私は毎日酒を飲む。お互い夜の記憶がないことがある。

 このままでは宜しくない、たいへんよろしくない。薬中とアル中が出来上がってしまう。

  

鬱との付き合いが長くなっている嫁には、自発的になにか改善を図ろうという意志がほとんどなく、対処療法としての睡眠薬の変更くらいしかやらない。食生活や生活習慣の改善を、私だけが目指していたこともあるが、本人がメリットを感じないようでまったく長続きしない。もう5年以上を鬱で過ごしているのだ。時間が解決するなんてことは無い。何かを変えて行かなければならないのだ。具体的には嫁の頭の中、考え方をだ。

 健全なる精神は健全なる身体に宿る。というから、まずは身体改造が必要なのか?マックとドミノピザがご褒美的な食生活をいかに変えられるのか。鬱の嫁が、新しい味にチャレンジする、、、たまに、ウツで味がよくわからないなどと、とても恐ろしい単語を発する嫁がか?かなり無理がある。無理に変えたらウツが悪化して、今まで通りにチーズバーガーをオレンジジュースで流し込んでくれている方が良かった、なんて事態にもなりかねない。

 ウツの人が、自発的に自らを変えて改善を図ることは、相当な無理ゲーなのだ。周りが変わることによって、なんとなく本人が変わるように誘導するくらいしかできない。周りが変わるということは、世界が変わるということだ。そう、ウツ本人のために世界を変えるのだ。

 何を持って我が家という世界を変えていくのか。今の嫁は、家に引きこもり他人・社会との設定が非常にすくない状態だ。とても退屈している。物理的にも精神的にも立派な引きこもりと言えよう。まずは、物理的には引きこもりだけど、精神的には引きこもりではないという状態を目指すのだ。手っ取り早いのはオンラインゲームとか、ボイスチャットだろうか。嫁が「まぁ少しはやってもいいかな」以上の何かを探さなければならない。まずはベッドで横になり続ける生活から椅子か床には座ってる生活にレベルアップしてもらいたい。

 最近は順調に切実だ。そしてこれからも切実に健康を求めていくのだ。

そして2年後のいま

2年前よりも改善したと思う。そう、改善している。

家を変え、仕事を変え、ペットを増やし、車を買った。どれもこれも全部環境を変えるためであり、環境を変えたための生活の変化がおきた。これのどれかがプラスに働いてくれたんだとおもう。

いま、嫁は仕事はしていないものの、就労支援などに興味を持ち始めているし、僕の仕事の手伝いをしてくれるようになった。(仕事を手伝わせてよい状況を作り出したというのもある)なかなかの変化で喜ばしい。

今現時点だけをみると、まだまだ元気ではないんだけど、過去からの変化を見れば良くなっていることが分かる。

今回のように、過去を振り返ってどう変化したのか、良くなったのか悪くなったのかを振り返るのは、家族にとってとても良いと思う。


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