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今年のマイベスト本 その1

お昼はスープジャーとご飯と小さいおかず。
思えば、スープも餃子もカレーも寛容な食べ物だ。
具はその時にあるもので作れる。あたたまる。

2023.10.10(火)
今年がもう3ヶ月しかないのか、、、早いなあ。
まだ3ヶ月あると思えば良いのだが、、、

ふと今年読んだ本でマイベストヒット本はなんだろう?と昼休みに、思っていた。
心に残った本として。

歌集や句集、たまに小説、必要にかられて専門書を読むという日々がここ数年だった。
しごとが極めてきつい時期は心労が重なって、まったく読めない年もあった(よく耐えたものだ)。

そう思うと、今年は本をよく読んでいる。
本が読めることが嬉しい。

なんだかふと出会う本というのがある。

良き本屋さんでそういう本に出会う確率がここのところ高い気がしてる。

ジュンク堂などの大型書店にも行くのだけど、そこではピンポイントで欲しい本を買っている。大型書店は、逆に情報量が多すぎて、どの本も良いのだと思えるし、自分が本当は何を必要としているのかよくわからなくなってくる。簡単に言うと、多すぎてわからなくなる。

もともと、わたしは、「こぢんまり」が好きなので、大学も総合大学にしては良い感じでこぢんまりのとこを選んだし、職場もそうだ。人が多すぎたり、空間が広すぎたりすると、どっちを見ていいのかわからないところがある。わりと迷子になるタイプである(歌人あるある?)  


さて、話を戻すと、

今年のマイベストヒット本は、

良き馬の本シリーズ…
正式な書名は、
『馬語手帖』
『はしっこに、馬といる』
『くらやみに、馬といる』

良いのです。今日も読んでた。

読んでいたら、「馬がうかうかする」という表現があって、

うかうか?って何

と。なんか、その感じを思うのが、ほっとひといきつける。ちなみに、馬もため息をつくそうです。

あのペンで書かれた、良い感じで力が抜けた線が、良いのかもしれないし、押し付けてこない文章も良い。強すぎないということだ。

馬と人との距離感。

ひととひとの距離感。

距離感というのは難しいなあ、と日々思う。
分かってほしくて距離を焦って詰めようとして、全然だということもあったり、なんだかよくわからんけど距離がわりと近くなったり…それこそ、ウマが合う、という関係は大事だと思う。

なんだかウマが合いますねー
と言えたら、良いのだと思います。

大型書店では、私は馬の本は買ってなかったろうと思う。

こうして今年、良き本屋さんで手に入れた、良き馬の本は、しんと落ち着きたいときたいときに読む本となった。

マイベストヒット本、良き馬の本。

こういう本を読みながら、のびやかになれる本を作りたいなあと思った。

心身に耳を澄ますことができる一冊。
そういうのが次作りたい。

今年のマイベストヒット本、皆様はどんな一冊?