働く。冬の夕方。
繁忙期。目処をつけて帰宅し、湯豆腐を食べる。
土鍋でお豆腐がふくふくしているのを見るとほっとする。年末まであともう少し、働く。
2023.12.13(水)
うちの部署の同僚さん、しばらくお子さんの看病で来られず。時短勤務という制度を採用しているが、なかなか側で見ていると時短勤務も大変だと思う。心配だ。
家族の看病や介護、あるいは自身の急な時のために、うまく仕事がまわるようにするのが今のポジションでのしごとの一部だ。私の仕事での経験が、兼務前提の職場勤務、妊娠や心身の病気等で休む等の同僚をここ10年ほどなにかしらフォローしてきたからで、そういう役回りなのかと思う。
誰にでも、家族や自分の急なことは起こりうるので、対応できるような働き方の仕組みを作る。
もし、管理業務になったらこれをしっかりやろうと思ってきた。まだその業務に近づく年齢になっただけで、そして、その業務を今後選ぶかどうかもわからないが、そういう困った時に休みが気兼ねなくとれる環境づくりは大事だとずっと思ってる。今の自分にできるところからやるのが良い。しなくてもいいことを整理して全体量を減らし、必要なところへ力を注ぐ、部署全体で。
ひとつめの勤務地からの転勤間際、30歳になるかならないかくらいの時に思いもよらず手術したことがあった。
さあ、ばりばり働きたい、キャリアを積んでいきたいと思っていたところで、え?なんで?と思った。
幸いにして、大丈夫だったし、その後もずっとこの仕事を続けられている。
でも、働き方や人生について、すごく考えることになった。考えざるを得ないとも思うし、選んできたものが正解かどうかはわからないが、仕事を続けている。
その時は、私の代わりの非常勤の方に来てもらうために、ひと月敢えて休んだ。おそらく、ひとつめの管理業務の上司が大きく舵をとって、それが可能な環境に転勤したからである。おかげでわりとレアな職場環境を経験してきて、予想していたものとは違うけれど、不思議なキャリアが積まれてきた。
そういうわけで、かつての自分の経験してきたことが頭にあるので、ブラックだと世間から思われていても、私の範囲では持続可能性を重視した働く環境を作るのが大きなミッションだと思っている。
みんな人間なのだもの…
いつかの自分のための補い合いで良いと思う。
レアな職場で働いてきたことをふりかえると、
人間は必要なところに置かれていくのかも?
そこに自分の意志があったとしても、
巡り合わせというやつで。
と思ったりしている。
仕事終わりの夕方のトワイライトな空の色が、最近の深呼吸な瞬間。
来週から気温がまた下がるそうなので、ご自愛を。