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雪の香

2024.1.22(月)

予報では明日は雪が降るという。
何人かが教えてくれた。

演習の時間に大きく窓が開かれていて、しんとした寒さがだんだんと和らいでいることを知る。

真っ白な窓。冬の空に続く。
ピリオドみたいなものがない。

もし、雪の香りの香水をつくるなら…と、架空の商品開発をしてみる。「微か」と名付けるかもしれない。

もしかして、世界のどこかにあるのだろうか。


【今日の一首】

あの頃も空を見てゐた制服に微かな雪の香をつれて