【スペイン留学記#3】バルセロナ留学中の家探し奮闘記
おはようございます、こんにちは、こんばんは。
3か月にわたる家探しがやっと終わりました・・・。
とてもとても大変だったので、家探しに関する流れをすべてnoteに書いておこうと思います👀(こっちに来てから家探しをしている日本人を3人くらい見ていてみんな大変そうだったので、なにかの助けになれば幸いです🙏)
まず、なぜ家がない状態で留学に行ったのか、ということから書いておきます。(⚠とても長い記事なので目次で気になるところだけ読んでくださっても嬉しいです^^)
エピソード1:大学の寮から”既に満員です"
留学先の大学から入学許可証が来てからすぐに大学の寮にメールをしました。数ある選択肢の中から部屋を選んでフォームに入力しました。
そしてデポジットも3万円くらい払いました。(6月頭)
しかしカード決済が上手くいっていない、というメールをもらい👆の流れをもう一度やりました(6/28くらい)
そして1週間後の7月頭に、「既に満員です。選択肢は2つあります。キャンセルしてデポジットの払い戻しを受けるか、デポジットを払いっぱなしでWaiting Listに載るかです。」と・・・
これが悪夢の始まりでした。
エピソード2:徹夜Fightのすえ、(一旦)家決まる
怒涛の家探しが始まりました。
この時期はホテルで働いていたため、22時くらいまで働いた後、お風呂に入って23時くらいからいい物件が見つかるまで家探しをずっとやっていました。値段的にもアクセス的にも条件的にもいい物件が見つかってメッセージが送れるまでやっていたので、この時期寝るのは大体午前3~4時とかでした(´;ω;`)
<バルセロナで家探しをされてる方のために>
この時期はもちろん内見に行くことができないので、ひたすらオンラインで探していました。はじめに日本人の方のブログを読み漁り、それからスペインのあらゆる物件サイトで探しました。シェアアパート(Flat、Pisoと呼ばれるもの)がメインですが、最初は寮でも探していました。最終的にバルセロナの寮は高くて制約が多いのでシェアアパートにすることにしました。
バルセロナにきてもよく読ませてもらっているのがこちらの方々
ほんとうにお世話になりました・・・
KAEDEさん
スペイン・バルセロナ留学さん
Naomi さん
そして、オンラインでも契約できるサイトで【家賃500€以下(水道光熱費込み)・学校まで電車一本のアクセス・自分の部屋にベッドと机がある】という条件で探し始めました。
使ったサイトはこちら
Spotahome
UIが良いので使ってました。まずMAPでエリアを絞り込みながら予算以下の物件をすべて見るイメージ。Spotahomeに手数料が取られますが、オーナーとのやり取りに問題が発生したときに対応してくれます。
Idealista
このサイトが一番物件数が多く、更新頻度も高いので使っていました。Idealistaに手数料は取られませんが、大家さんと直接やり取りして契約するサイトでした。内見に行かないと契約できない物件が多かったので、スペインについてから使い倒すことになります。
Badi
これは家を貸したい人と借りたい人とのマッチングサービスのサイトです。更新頻度も低く、7月の時点ではもう既に物件が低かったので2日に1回くらいのペースでチェックするくらいでした。
fotocasa
これはUIが使いにくかったので3日に一回のペースで使用していました。ここにある物件はIdealistaにもあった覚えがあります。
housinganywhere
これはヨーロッパどこでも使われているサイトのようでした。私のように10か月とか長期で契約するというよりは、短期で5日間、とかからでも契約できるようだったので、これも3日に一回くらいしか確認していませんでした。
<どうしても寮がいい!という方へ>
私もシェアアパートは怖いから寮にしなさい、と両親に言われて、最初は寮を探していたのでバルセロナの大学生向け住居についても書いておきます。
前提として、最安値は長期契約の値段(12か月以上、10か月以上)になり、そこからデポジットなどもかかるのでコストが一番高い選択肢にはなります。また、ルームメイトと気が合わなくても10か月契約にしてしまうと途中で移動することができないので注意です。
Unihabit
比較的安価で綺麗な学生向け住居。バルセロナ中心部に2つ、郊外に1つあるのですべて確認しましたが、予算ギリギリオーバーしていたので泣く泣く辞めました。でもたぶん綺麗。(治安はわかりませんが)
Resa
施設が8個もあり、アクセスもわからなかったのですべてGoogle Mapに登録してアクセスが良い4つの施設に絞って値段を確認しました。が、500€以下の部屋は既に埋まっていました・・・。
Micampus
ここはとにかく高い。朝食・ランチをつけることもできるのですが、あまりおいしくないみたいなのでおすすめしません(笑)
他にもInstagramで見つけたオープンしたばかりの学生寮などにも連絡しましたが、すべて高価格でした・・・さすがバルセロナ。
最終的にSpotahomeで400€(水道光熱費込み)、アクセス良し、猫と犬がいる可愛いお家と契約することができました。デポジットとして1か月分の家賃と手数料590€くらいを振込み、一旦この戦いに終止符を打ちました・・・
12時-22時はホテルでフロント業務、23時から翌4時まで家探し、という生活を2週間ほど続けたのちでした。。。
よい物件は早い者勝ちなので、1日に住みたい家5件にメッセージを送るまでやめられないのがリモート家探しの難しいところでした・・・
エピソード3:大家さんと連絡が取れない
さあ、家が決まりお金も振り込みました。そのあとすぐに大家さんに連絡をしましたが、1週間たっても連絡が返ってきません・・・。もう8月の頭。
渡航まで約1か月を切っています。
Spotahomeに連絡をすると、渡航まで1週間たってもまだ連絡が返ってこなかったら連絡してね!とのこと。この緩い感じ、スペインが始まってますね(?)
そこから毎日大家さんにメールを送り、電話をしましたが1週間切っても連絡はありませんでした。(笑)
Spotahomeに連絡をしましたが、結局連絡は帰ってこず。もちろん大学の寮にも部屋のキャンセルがでていないか聞いてみましたが、部屋はあいていないし、20人がWaiting Listに載っているから難しい、と言われました・・・。
また他の大学寮にメールしたり、InstagramでDMしたりしましたがもちろん既に埋まっていました。埋まっていないのは700€以上の部屋のみでした。
バルセロナに到着する日のホテルはひとまず取りましたが、家なしで渡航するのは不安だったので同じ大学に留学する日本人LINEグループに助けを求めました🥲
すると大学の寮で2人部屋を1人で使うから、空いているベッド使っていいよ!と言ってくれる方が。まだ会ったこともないのにそんな優しすぎることを言ってくれる方がいて、一旦居候させていただくことになりました。
エピソード4:バルセロナ観光は我慢、週末は内見
家がなくても容赦なく授業は始まります。
スペイン語の勉強もせず、パソコンを開いたらすぐに家探しです。
内見ができるようになったので、このフェーズではとにかく物件数が多いIdealistaを活用していました。毎日更新されるのであらゆる地区、値段で比べながら探しました。毎日20件ほどメッセージを送っていました。
それと並行して、バルセロナの日本人向け掲示板サイトに書き込んだり、大学寮にもう一回メールしたりしていました。先ほど載せたサイトもすべて使っていました。
エピソード5:条件完璧なのに住所登録ができないお家
バルセロナについてから5日が経った日にはじめての内見に行きました。大学から電車で10分ほど、駅から徒歩3分。街の治安もすごくよくて、エントランスから豪華でした。
オーナーの方は”日本人だから他の候補者よりもあなたに魅力を感じています”と連絡をくれていたので、日本人でよかった~と思いました。
物件はマンションの最上階にあり、大きなバルコニーが2つもあるホテルライクなインテリアでした。それに加えて自分専用の部屋だけでなく、プライベートバスルーム付き。窓からの眺めも最高でした。家賃はすべて込みで400€。
この物件にしよう!と決めてその日に大家さんに連絡したところOKだったので契約を進めようとしました。が、ここでトラブル。なんと契約は結べない、と言われたのです・・・・・・・・。
(補足すると、半年以上スペインに滞在するためには住所登録が必須です。それに加えて、契約なしの住居では大家さんとトラブルが発生したときに留学生は立場が弱いので、契約ありの家を探すべき、と言われています。)
住所登録ができることは確認済みだったのですが、契約書が交わせないとは・・・。どうにかして契約書を交わせないか交渉したのですが、「契約を結んでいることがオーナーにばれたらデポジット2500€が帰ってくなくなるから、契約を結ばなくてもよい人を見つけます」とのことで振られました。これ以降”住所登録ができる・契約が結べる”は内見前に絶対確認することの1つになりました。
ここから上げて落とされるエピソードがいくつか続きます(笑)
箸休め:スペインでコロナもどきになったよ
毎日家探しをしていましたが、スペインにいって1週間経ったときに体調を崩しました。約10日間のどが痛く、熱も出て、病院に2回いきました。PCRは受けさせてもらえず、コロナとは診断されませんでしたがそれっぽい症状ではありました。寝込んでいたのは6日間くらいですが、ルームメイトがフルーツを切ってくれたり、スープを作ってくれたり、のど飴を買って来てくれたりして何とか生き延びました・・・。居候させてもらっている身なのに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
もちろん家探しも1週間強ストップせざるを得ませんでした・・・。
エピソード6:アリエッティみたいなお家
大学から電車で10分、駅の真ん前に立っている黄色い可愛い一軒家に内見に行きました。家の中は観葉植物が置いてあり、まるでアリエッティのお部屋みたいな素敵なお家でした。グレーで青い目の猫ちゃんがいて、ルームメイトはめちゃくちゃ愛想のよいゲイの方でした。
日当たりもよいし、アクセスもよいし。キッチンも広々していて、特にオーブンがあるところと窓から教会の鐘が見えるところが気に入りました。
ここに訪れた日にもう2件内見に行ったのですが、ダントツで一番気に入りました。ただ、オーナーさんから「あと2件内見があるから今決めることはできない」と言われてドキドキしながら1週間待ちました。
そして連絡が来るその日、夕方になってもなにも連絡が来ませんでした。私からWhatsappで連絡してみるとボイスメッセージが。
「ほかの人のほうが1年長く住んでくれるからその人に決めたよ、ほんとうにごめんね、いいお家が見つかることを祈っています」と・・・。
その時は友達とスーパーに買い物をしにきていたのですが、なにも欲しくなくなるくらい落ち込みました(笑)
エピソード7:二重契約を進める詐欺大家さん
このころは10月頭。居候生活も1か月を経ち、さすがに家探しのプロになってきました。留学生の友達ができたらまずはどうやって家を見つけたか聞いていたし、初めて会う人全員に空いている部屋を知らないか聞いていました(今思うと怖い人・・・笑)
Idealistaでは、更新されて新しく掲載された物件だけに目を通すようになりました。返信率が本当に悪いので、電話番号をWhatsappに追加して追いメッセージをするようになりました。
自分から送るメッセージも、日本人で真面目で綺麗好きだということを押し出して、相手が聞いてくる契約期間、年齢、性格などを徐々に付け足していきました。(なんかインサイドセールスやってる人みたいですね笑)
そんなこんなで、大学までバスで30分の郊外の街に内見にいきました。
しかし、大家さんは出てこず、ルームメイトが部屋を案内してくれました。大家さんから日時を指定したにもかかわらず、病院に行くと言って来ませんでした・・・笑
その家はバルコニーも2つあって広い邸宅にシェアハウスがはいったような家でした。掃除や人を招くときのルールがしっかり定まっていて、とにかく自分の部屋と勉強できる机と日当たりがあるのがよかったです。
さすがに居候生活が一か月を超えるとルームシェアさせてもらっている友達に本当に申し訳ない、という気持ちと家が見つからないストレスでおかしくなりそうだったので、”もうここに決めよう!”と思って大家さんに連絡しました。
すると契約内容の文面が送られてきました。
よく読むと、デポジット2か月分(620€)を振り込んだら契約を結ぶ、と書いてあります。契約前にお金払うって何・・・・・・?
大家さんに直接会ってない
契約前にデポジット620€払わなきゃ契約できない(家賃は別)
今日払ってください、と言われる
おっと、これは怪しい。良い物件だったし、時間もないし、さすがに契約したいので「そう言われて詐欺にあったことがあるので、先に契約を結べませんか?」と言ってみました。すると「それは残念でしたね、しかし契約はお金が振り込まれたことを確認してからのみ、結んでいます。」と返ってきました。
そんなことある・・・?契約書くらいかけるよね?とさすがに不信感を抱きました。でもほんとうにお家探し3か月目で精神的にもきつかったのでお金を振り込もうとしました。Wise(国際送金サービス)でお金を日本から送金してもらおうと思ったところ、住所の証明が必要だったのでできませんでした。(むしろできなくて良かったのです)
そうこうしてるうちに、「向こうから他の人に決まりました!
ほかの人が振り込んだからもう空いていないよ!ごめんね!」
とメッセージが来ました。なんと並行して契約交渉をしていたのです。
(これももはや嘘か本当かわからない笑)
まあとにかく、どんなに家探しに真剣になっていても、少しでも怪しいと思ったら契約しないことが重要だな、と痛感しました・・・。振り込まなくて本当に良かった。「契約より先に振り込む」系は詐欺だよね・・・
エピソード8:掲示板で出会った人の家
Idealistaで探しながら、掲示板で家を掲載している人に声をかけたり、FacebookやWhatsappの家探しチャットにはいって呼びかけたりしていました。
そのなかの掲示板のひとつであるErasumsuというサイトで日本人の学生で部屋を探していると投稿をしたところいくつかメッセージがきました。そのうちの1つに100€で部屋を貸す代わりに子守りをしてくれないか、というオファーがありました。
このサイトは友達になった韓国人に教えてもらいました!!(ありがとう🥲)
普通は怪しいので返信しないと思うのですが、メンタルがだいぶきつかったのでなんとメールアドレスに返信してしまいました。すると、メールが帰ってきて週10時間子供の世話をする代わりに100€で部屋を貸すというのはどうか、という提案をされました笑
怪しいのでこのメールは9月末から10月頭の2週間くらい放っておいてました笑
エピソード9:家賃を180€から100€に値切る
しかし、とうとう有力な物件もない、詐欺にも合いそうになる、とピンチだったので放置していた👆のメールに返信してみました。「契約内容をもう少し詳しく聞きたいです。」と・・・。
Whatsappで何回かやり取りをするようになり、どうやらシングルマザーで2人子供がいて(10歳と9歳)、勉強をしながらマーケティングをして働いている人だということがわかりました。あれよあれよという間に内見にも行くことになりました。
実際に行ってみると、大学まで1時間もかかる、日当たりが一切ない部屋という感じでしたが、お気に入りのスーパーMercadonaが近くに合ったり、カンプ・ノウが目の前にあったり、公園がたくさんあったりで過ごしやすそうではありました。なによりも100€、というのが大きかったのでアクセスや日当たりは妥協するしかない、と思いました。
内見した日に契約の話もしたのですが、100€+80€(水道光熱費)とのこと。居候先に帰宅してちょっと考えて100€に値切るお願いをしてみました。
競合(ほかに依頼している人)もいなさそうだったので・・・!!
その次の日に内見した物件がより大学に近く、300€だったで、子守りにかける時間などを天秤にかけて比較しているような形で交渉しました。100€からどんどんあげていこう、と思っていたのですが、なんと1発OKで家賃を100€に値切ることに成功しました!さらに子守りを週10時間→8時間に変えることもできました。
エピソード10・最終話:バルセロナに無料で住むことになる
部屋はもともと空いていたので、決まった週にすぐに引っ越すことになりました。契約を結ぶために時間をかけて連絡を取り合っていたのですが、なんと家賃はいらないから週10時間にしてくれ、とのお願いがきました。
(あとからの考察ですが、おそらく借家で家賃を取るには手続きが必要みたいで、それが市役所に行って申請したり税を納めなければいけなかったりで面倒くさかったんじゃないかな~と思います)
そんなおいしい話はないだろうな・・・と思いつつも、Whatsappで頻繁に連絡を取り合っていたので、もう怪しいなんてことはないな、よし、もう住もう!と思い切ってそのまま住み始めました。
これにて私の家探しが完結しました・・・✨
達成感というよりも、やっと勉強できる、やっと旅行計画できる、やっと観光できる、という想いのほうが強かったです。
番外編:バルセロナでの家探しの鉄則
人気物件は争奪戦、スピード勝負
契約書にサインするまではなにも信じない
契約より前には支払わない
契約書を必ず交わす
最後に数えてみたら、家が見つかるまでに内見10件、Whatsappでのメッセージやり取り52件、Idealistaのメッセージやり取り102件もやっていました。
毎日、お気に入りリストにいれていた物件がなくなった通知をみて焦り、住所登録やビザの延長もビザが切れる前にやらなければいけないので焦り、とにかく大変な時期でした。。。また、家が決まるまで生活用品もろくに変えないのでずっと無印のネックピローで寝ていました・・・
周りで家を探している子もとても大変そうだったので、留学先が決まり次第とにかく早く寮を契約することをおすすめします。私はめちゃくちゃラッキーで無料で滞在させてもらえていますが、そんなことはめったにないのできちんと探しましょう・・・><
とても長い闘いだったのでとても長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでくださったみなさま本当にありがとうございました・・・・!
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これからもどうぞよろしくお願いします!
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