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所変われば品変わる。価値0円が143万円に。

ポルトガルは車が高い、非常に高い。
例えばコレ。

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2010年式、走行297,000キロのカローラが、143万円!(2024/06時点)

皆さんも同じ感想だと思いますが、日本だったら引き取ってもらうのにお金がかかるんじゃない、これ。

まあでもこの内容の中古車でこの値段ならリセールバリューがあるから新車を買えばいい、っていう考え方もあるんだけど、新車も高い。

なのでみんなめちゃくちゃ長く乗る。たくさん乗る。
マンガでしか見たことないようなボロボロでボコボコな車も走ってる。

ポジティブに考えればエコなんだけど、消費者の負担は大きい。

結果、古い車も多いから、道端で止まっている(止まっちゃった)車を週に1,2 回は見るし、遠出をすると高速で止まっている(止まっちゃった)車を必ずと言っていいほど見る。

高速で止まっちゃった車を見るとゾッとする。
だって、この全てにテキトーなポルトガルで人里離れた高速道路で止まっちゃったら、レッカーの人が来るまで果たして何時間かかるのだろうって。

夏の炎天下や、寒い冬の夜にでも止まっちゃったらって思うと本当に怖い。高速って車の中で待てないじゃないですか、しかも家族全員で高速道路脇に何時間も、下手すると10何時間とか。

そんなこと考えていると、「やっぱり中古車はやめようかな・・・」「ヨーロッパ車はやめようかな・・・」って。

こっちでも日本車への信頼度は高いんだけど、お値段も高い。なにせ14年前の30万キロのカローラが143万円だからね。新車も日本の倍近いし。

ただの愚痴になってきた。笑 
で、今はどうしているかっていうと長期リースの小さな車。これも決して安くはないので、長く乗るなら買ってしまいたいんだけど、上記で書いたような状況でして。

しかしこちらのクルマ事情で、ポジティブな面としてエコよりもさらに良いと思うのが、渋滞が少ないこと。車に手が届かない人も多いんです。

朝と夕方のラッシュアワーを除けばほとんど渋滞することがないのでスイスイ走れる。

これが日本みたいに中古車が安かったら、今はバスや電車を使っている人もきっと車を買うでしょう。基本路駐なので駐車場代もかからないし。

なんだかとりとめのない話ですが、ポルトガルのクルマ事情でした。

あ、日本と全然違うことがあります。それは、EV(電気自動車)やハイブリッド以外はほぼほぼマニュアル車だってこと。こちらではおばあちゃんでもマニュアルです。

アクセルとブレーキの踏み間違いもなくていいよね。


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