本の散歩 28/69@中野区 紅葉山公園

画像1 『書きあぐねている人のための小説入門』保坂和志。 小説を書きたいと思いつつ、どう手をつけたらいいか悩んでいた頃、本書を目にした。まさに自分のための本だった。小説の誕生の瞬間が冒頭から披歴される。それは保坂氏の小学校時代の卒業文集。この章を読むだけでも大いに価値がある。メソッドを捨て、自己を取り戻していくための読書体験。小説は芸術全般に通ずる話である。何かを作りあぐねている人が読めばパラダイムシフトの引き金になるかも。どこで撮ろうか考えあぐねた挙句、ここを見つけた。あぐねている人はあちこちにいる。

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