続・本の散歩 29/69@新宿区 四ツ谷

画像1 『パンセ』パスカル。パンセとは思想とか思考という意味らしい。天気予報の気圧値で耳にする17世紀フランスの科学者・哲学者パスカルの遺稿集。八方に広がる天才の思考を捉えようと必死になっても難しい。が、分かろうなんて思いを手放して、ああかしらこうかしらと振り子のように思考を揺らしてるうちに、ふいに分かる気がしてくるから面白い。哲学ってこういうことね。人生の数だけパンセはあるが、それを読めるのは神だけか。さて、その神はいるのかいないのか?どうせならいる方に賭けたらいいよ。だって何の損もしないんだぜって。それ同感。

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