本の散歩 8/69@港区 六本木

画像1 『びんぼう自慢』古今亭志ん生。 落語を聞くようになったのは四十を過ぎてから。志ん生の「火焔太鼓」が好きで通勤の行き帰りに擦れるほど聞いた。油断してると電車の中でニヤニヤしてしまう。金があれば酒を呑み、金がなくたって酒を呑んでる素晴らしき人生録。人間って色気を枯らしていよいよ色っぽくなるんだと教えてくれる。金よりも大事なことがあるって長屋のみんなが知ってた頃の日本。ドジやトンマが愛すべき話の主人公になった。志ん生は神田の生まれらしい。神田には今も古き良き香りが残ってる。あー、早く呑みに行きたい。

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