続・本の散歩 56/69@千代田区 竹橋

画像1 『日本のいちばん長い日』半藤一利。77年前の8月、日本は広島と長崎に原爆を投下され、連合国によるポツダム宣言を受諾するかどうか国の行末を決める瀬戸際にあった。8月15日、玉員放送に至るまでの天皇をはじめ鈴木首相、阿南陸相ら中枢にいた者たちの24時間に息を呑む。圧倒的な取材と証言から搾り出された稀代のノンフィクション。“歴史探偵”半藤氏が探り続けたのは他ならぬ人間。何事も始めることより終えることが難しいとあらためて知る今日。戦争反対。戦争につながる流れに反対。皇居、北桔橋門にて彼の日を想像出来るか試みる。

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