本の散歩 27/69@世田谷区 二子玉川

画像1 『ともだちは実はひとりだけなんです』短歌・平岡あみ、解説・穂村弘、絵・宇野亜喜良。まず絵を見て、オこれ誰だっけ?そうそう宇野亜喜良、この人まだ描いてるんだ〜ってなって、短歌を読んで、平岡あみ?初めて知ったけど感性剥き出しのスゴい歌を詠むな〜って感心して、あら解説を穂村弘が書いてるのね買うしかないね、となった。要するに一冊で三度おいしい本。超ベテランとほぼ無名の少女。祖父と孫ほどの歳の差でありながら、息が詰まるほどに重なる二人の世界。ほとんど官能的。絵と短歌の濃密な空気を、解説がいい具合にならしている。

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